日々の写真 2019年8月

8月19日 テーブルフォトについて考える
EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM + ストロボ

 昨日、柿其渓谷から帰宅後、疲れてはいたがどうしても餃子が食べたくて、長ネギ餃子を作った。
 こういう時、長ネギ餃子は比較的手早く作れるのでありがたい。
 (※長ネギ餃子の作り方についてはこちら)

 クラクラするくらい腹が減っていたが、いただきますの前に食欲を押し殺し頑張って撮った。
 というのも、近ごろ億劫がってテーブルフォトを撮らずにいたら、かなりスキルが下がってしまっているように感じたから。
 テーブルフォトに限らず、ブランクを空けると撮影の勘が鈍ったようになって、数十枚撮ってからでないと定常運転に戻れなくなる。
 例えば、プロのピアニストが毎日10時間ピアノに向かうというのは、多分そういうことなのかもしれない。
 新しい技術を習得するのではなく、習得済みの技術を維持していくのにピアニストでさえ10時間必要なのだから、へっぽこカメラマンの私だって1日数回シャッターを切らなければスキルが落ちるのは当然だろう。
 だから、面倒くさいのだけれど、とにかく毎日シャッターを切ろうと思う。

 私の中でテーブルフォトの基準は単純明快で、「美味しそうかどうか」の一点に尽きる。
 写真を撮る時に必要なのは、被写体への愛(思い入れ)とリスペクトだと思っているが、思い入れやリスペクトをどういう形で表現するのかは難しい。
 でも、料理への思い入れやリスペクトは「美味しそうに撮る」以外に表現のしようがない。
 そこが単純明快でいい。

 たまに「食べログ」とかで、とんでもなく不味そうな写真をアップロードしている人がいるが、どうかと思う。
 プロの写真家でも、SNSに真っ黄色に色かぶりしたテーブルフォトを載っけてる人がいるが、プロとしての見識を疑う。
 写真の技術云々の前に、あれは料理や料理人に対して失礼だと思う。
 店に対する営業妨害にもなりかねない。
 どうしてその写真を撮ったのか、美味しかったから、見た目が美しかったから、料理に感動したから撮ったのではないのか。
 だったら最低でも、そういう思いが伝わる写真を撮るべく努力すべきと思うのだ。

 「伝わる写真」とかいうと、思考の袋小路にはまりそうになるが、料理写真が「伝わる」かどうかは簡単なことだ。
 それをやるかやらないか。
 その人の撮り手のしての在り方が、料理写真には端的に現れるような気がしている。

 


8月18日 ツバメ
EOS5D Mark IV + EF24-70mm F2.8L USM

 どこに行っても暑いので、涼を求めて「柿其(かきぞれ)渓谷」へ川遊びに行ってきた。川遊びというか、川遊びに興ずる人々を撮影しに行ったというのが正しいのかもしれない。
 柿其渓谷の写真は単一記事になりそうなので後日。
 帰り道、ツバメが電線に微妙な間隔で止まっていた。こんな日差しの下、黒い羽色ではさぞ暑かろうと思う。
 ちょっと日陰に行って涼めばいいのに、と思ったが、彼らにはあまりそういう避暑の概念はないみたいだ。
 そもそも彼らは日本に避暑じゃなくて避寒しに来ているのだから、むしろ暑さ上等なのかもしれない。

 70-200ズームの入院がかなり痛手になっている。
 キヤノンの修理センターがお盆休みになっているので、修理に着手するのは早くても週明けだろう。
 足で自由に動けるスナップはまだしも、崖っぷちに立って撮るような風景写真はやっぱり望遠ズームがないとかなりきつい。
 来週末にはなんとか退院してくるといいのだが。

 


8月17日 酷暑乾燥
EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM + ストロボ

 全国的に凄まじく暑い日で、長野県も各地で軒並み30度を超えた。しかし湿度は低く、熱いけれどカラッとした風が吹いていて「ああ、なんか地中海周辺の風に似てるな」と思った。地中海周辺に行ったことないけど。日本から出たこともないけど。
 こういう湿度の低い日はいくら暑くても、汗っかきな私は気化熱で対処できるので、かなり暑さ耐性は上がる。
 ちなみに気温的に涼しい日でも、湿度が高い日は一気にバテる。

 野菜全盛期になって、味の乗った野菜に事欠かなくなったので嬉しい。
 ナスをレンチンして皮をむき、トマトは湯剥き、濃い目にとった茅乃舎だしで少し火を入れて、そのまま冷やす。
 丸のままのナスやトマトに冷たいダシが染み込んで超美味い。
 ナスやトマトは下手に切ったりせず、丸のまま食べるのが実は贅沢だと思う。

 


8月16日 台風一過
EOS5D Mark IV + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

 台風10号が日本海を北に向かって遠ざかり、青空が戻る。
 数百キロも離れているのに、まだ突風が吹く。いかに今回の台風が大きかったかが分かる。

 このブログはかなり早い時期から、基本的に1記事につき写真10枚以上というスタンスでやってきた。
 なぜかというと、私自身が「ブログの1記事は写真展(個展)1回と同じ」と思っているからで、まとまった枚数が撮れなければ記事にしてこなかったし、また、撮影に臨む時は常にまとまった枚数を撮るように努力してきた。
 だから、必然的にブログの更新は1週間に1回か2回というペースになるのだが、こんな気まぐれに更新するブログを毎日見に来てくださる方もいる。
 せっかく見に来てもらったのに、いつも放ったらかしで申し訳ないな、と思ったのがまずひとつ。

 次に、撮ってはみたけれど枚数がまとまらない写真で、かつなんとなく捨てられず、ハードディスクの底に堆積していくものが結構ある。
 そういう写真を救済したいな、という思いがかねてからあった。

 また、記事のテーマ性を重視していることもあって、その記事の中に関係のない事をつらつらと書くのはあまり好きじゃないのだが、一方でなんとなく写真について考えたり、よろずのことに思索を巡らすことも多い。
 しかし、そういう思考を文字にしようとするとき、一つの記事に仕立てるには内容が薄いし、かといってTwitterでは手狭すぎて困っていた。
 そんなそこはかとない思いを文字に残す手段を探していた。

 それらの需要を一気に解決できるのではないか、と思いついたのがこの「日々の写真」なのだ。
 1日1枚、何らかの写真をアップして、そこに駄文を添える。
 ひと月分を1記事にして、順次更新していく。
 1ヶ月経てば、だいたい30枚くらいで、情報的にもそこそこの記事になるのではないか。

 おおこれは名案だぞ!と思ったが、よく考えたらそれこそが「ブログ本来の用途」なのだった。
 みんな言われなくても普通にやっていることを、私はいままでやってこなかった。
 ブログ歴11年目にして、初めてブログらしい使い方をしてみようということなのである。

 続くのか続かないのか、飽き性の私には不確定要素が多すぎて推定不可能だが、面白そうなのでしばらく続けてみたいと思っている。

【告知】
以下の過去記事を新規に移植しました。(全部現像と選定をやり直したので、旧記事とはほぼ別物です)

 

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