日々の写真 2020年7月

7月12日 機材を運んだだけの日
EOS5D + EF24-70mm F2.8L USM

 今日は朝から撮影意欲に燃えて鼻息も荒く出掛けたのだが、行く先々でなぜだか撮れなかったり、撮る気にならなかったりで結局、機材と一緒に旅をしただけだった。
 こういう日は、少なからずある。
 しかし、成果が上がらなくて無駄足だったかというとそうでもなくて、こういう日の「撮れなかったな」というモヤモヤが積もり積もって次の撮影へとつながっていったりするので、決して無価値ではないと思いたい。

 重たい機材をただ運びまわって疲れることよりも、撮りたいものに出会ったときに、機材を持ち合わせていないことのほうが100倍辛いことがこれまでの経験で痛いほど分かっているので、機材の重さは苦にならない。
 カメラマンは、「撮影機材を持ってその場所にいる」ことなくしては、「ただの人」になってしまうのだから。

 それはさておき、先程WordPressが何らかの不具合で全くページが表示されなくなってしまった。
 慌てていろいろ検証したら、どうやらプラグインをアップデートしたのが原因だったようだ。
 急いでバックアップから当該プラグインを旧バージョンへレストアしてなんとか事なきを得た。

 自前でのブログ運営は大手ブログサービスのような煩わしい制約に縛られなくてもいい反面、こうやってトラブルに見舞われた時は、検証から修復まで全て自分でやらないといけない。
 その辺がWordPressの敷居が高い原因でもある。

 それにしても、バックアップは大切。
 本当に大切。

 


7月11日 父小鉢
EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM

 我が家にあったベトナムのやきもの「バッチャン焼」のカップと皿。
 もともとは食器として使っていたが、諸事情によりそろそろ退役させようかという話になった。
 しかし、長年使った思い入れのある器。捨ててしまうには忍びない。
 どうしようかと考えた結果、うちの父に頼もうということになった。

 父は昔から驚くべき多趣味の人で、写真を含め様々なジャンルに手を伸ばしていて趣味遍歴は目まぐるしいものがあるのだが、その中でも長年に渡って続いている数少ない趣味の一つが、植物栽培、とりわけ「鉢物」なのだ。

 父は鉢に植える植物だけでなく鉢自体にもこだわっていて、最近では市販の鉢に飽き足らず、気に入った小鉢(食器)に超硬ビットを付けたドリルで穴を開けて、強引に植木鉢へと仕立ててしまうという荒業を身につけている。

 このバッチャン焼にとっての「第二の人生」を考えた時、真っ先に思い浮かんだのが父だった。
「これ鉢にできる?で、なんか植えていい感じにしてよ」
我ながらあまりにもアバウトな発注だが、そうやって器を父に預けたまま、そのことをしばらく忘れていた。

 ある日、父が「おい、この前のあれできたぞ」と言うので、この前のあれってなんだっけ、と思っていたら父がこの器を持って現れた。
 そこに、かつて食器だったバッチャン焼が見事に生まれ変わっていた。
 緑々しい苔の上に、形のいいヘンリー蔦。
 想像を超える出来栄え。
 さすがは我が父。

 昔からこういうことをセンスよく器用にこなすので、その気になれば小銭を稼ぐこともたやすいと思うのだが、本人は全然そういうつもりはないらしく、ひたすら趣味の世界に浸っている。
 もったいないことこの上ない。

「おう、これも持っていって飾れ」
そう言って父は、これまた長年の趣味であるウチョウランを3鉢持たせてくれた。
 言わずもがな、これまた見事な咲きっぷりだったので、ヘンリー蔦の小鉢と一緒に写真に収め、ここに載っけることにした。

 これまでの趣味遍歴から見ても私には父の血が色濃く流れているのは明白なので、いつの日かこの「鉢物遺伝子」が私にも発現するのかもしれないな、という予感がかなりあったりする。

ウチョウラン1
ウチョウラン1(花)
ウチョウラン2
ウチョウラン2(花)
ウチョウラン3
ウチョウラン3(花)

 


7月10日 考えている
EOS5D Mark II + EF500mm F4 L IS USM

 カメラマンは、「撮って、見せて、反応をもらう」という短いスパンではなくて、もっと遠い未来を見据えつつ写真を撮るべきなのでは、ということについて考えている。

 べつに考える必要などないのに。

 


7月9日 能なしの小鳥が使い倒される
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 世間一般で見れば特殊能力でもないのだけれど、職場の中に限っては、ある作業についてかなり長じているという分野が私にはある。
 困ったことに、いつしか皆の中で「○○のことは球に聞け」というような、サポートセンター的立場に立たされて、様々な案件が遠方から寄せられるようになってしまった。
 さらに困ったことに、口頭で説明してもいまいち分かってもらえないので結局、「じゃあ、悪いんだけど球さんやってよ」となる。

 狭いコミュニティの中では「できる」だけであって、私は「能ある鷹」ではない。
 むしろ、「能なしの小鳥」であることは自覚している。

 だけど、結局そういう案件は行き場を失って、私のところに流れ着いてくる。
 「すごくできる」わけではないのだけれど、「できない」わけでもないので受けざるを得ない。
 今日もそういう仕事の処理に追われ日が暮れた。

 能なしの小鳥のくせにちょっと爪を出して遊んでいたら、かなり面倒なことになってしまった。
 後悔が止まらない。

 


7月8日 大雨
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 大雨に朝から夕方まで忙殺された。
 降り止まない豪雨も、さかまく濁流も、ひとたび自然が牙を剥いてしまえばもはや祈るほかない。
 こうなる前、自然が穏やかで優しいときにあえて最悪の事態を想定して有事に備えるというのが治水であり治山であるのだと思う。

 想像力のかけらもなく、普段の穏やかな景色だけを見て「ダムは要らない」とか、お花畑みたいな発想しかできない輩は、こういう日の荒れ狂う川のほとりにしばらく立ってみるといい。

 自分の命が実際に危険にさらされて、果たして従来どおりお花畑な発想でいられるかどうか。

 そんなことを考えた一日。

 


7月7日 ハスを撮る
EOS5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

 7月7日、七夕だというのに凶暴な梅雨前線が列島を覆い、各地で大変なことになっている。
 牽牛も織姫も泣いているに違いない。

 恒例の稲泉寺のハスを撮りにいってきた。
 引っ越してしまったので随分と遠くなってしまったが、それでも通って撮影する価値のある場所だと思う。

 傷んだ花が多かったことと、蓮田全体のコンディションがまだ途上だったこともあり、いまいち調子が上がらず帰ろうか迷った。
 しかし、せっかく遠路はるばるやって来たのだし、元を取らねばと無理やり撮っていたら、いつの間にかリズムよく撮れるようになっていた。

 結局、コンディションがいまいちだったのはハスではなくて私の方だった。
 自分の調子が悪いのに、被写体に責任転嫁してしまうことがある。
 大いに反省。

 


7月6日 新しい記事をアップしました


→ 若一王子神社「夏の大祓・万灯祭」2020

 昨日に引き続き新記事をアップ。

 ちょうど去年の今頃、この新ブログに移転して万灯祭の記事でオープンさせたので、このブログにとっても区切りのイベントみたいになっている。

 万灯祭は毎年特に何か新しいことをやるという行事ではないのだが、その時の天気とか人出とか、少しずつ何かが違っている。
 だから、毎年続けて撮ることによって、そういう微妙な変化を記録することの価値も出せるような気がしている。いわゆる定点観測か。

 今回は撮影にオールドレンズ(Super Takumar 55mm F1.8)を使用した。
 1960年代に製造されたレンズが50余年の歳月を経ていまだ現役というのがまずすごい。
 私の前に何人のカメラマンに使われてきたかは知らないが、当時概念すら存在しなかったデジタル一眼レフに着けてもばっちり使えている。
 いやむしろ、いまのレンズでは撮ることのできない写真が撮れてしまったりする。

 光学機器の技術者が懸命な努力で排除してきたレンズの雑なる部分が今になっていい味を出している。

 それを考えると、いま皆が一直線に目指しているものが近い将来に正解とされるかどうかは、多分誰にもわからないのではないか、と思った。 

 


7月5日 新しい記事をアップしました


→ 夕暮れの大町スナップ

 自分にとってあまりにも密接な場所のスナップというのは、かえって難しいということに今更ながら気づく。

 


7月4日 ISS(国際宇宙ステーション)
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 テレビで見たからなのか、妻がISS(国際宇宙ステーション)のことをしきりに私に聞いてくるのだが、そのたびに発音をしくじって「コクサイウツーステーソン」と言うのである。
 それが連続3回となったので、今後ISSは「国際ウツーステーソン」であることに決めた。

 今日は我が家のISS記念日。

 


7月3日 雨が降っている
EOS5D Mark II + EF180mm F3.5L Macro USM

 たまになんにも考えたくない、という時がある。

 今夜はそんな日で、窓を開けて強めに降っている雨の音を聞いていたら、「あー、いろいろ考えるの面倒だなー」と思った。
 特段メンタルが弱ってるとかじゃなくて、とにかく脳に労働意欲がない。
 ここに写真を貼り付けた後、さて何を書こうかと思いつつぼーっとしていたら、あっという間に1時間が過ぎた。

 今日は振り絞ってもなにも出てこない。
 そもそも、振り絞る気すらない。

 


7月2日 新しい記事をアップしました


→ メシを撮ること2020年6月

 遅くなったが、6月分をアップ。
 なんだか昔とメニューがかぶることが増えてきた。
 いつまで続けられるのか・・・

 お気に入りのメニューは結構な頻度でリピートしているので、新ネタがなくなってくるのは必至。
 いろいろ考えなくては。

 


7月1日 月初め
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 7月になった。

 6月分のメシ撮りをアップしたり、6月から月末に総括でもしようかと思っていたのだけれど、夕方から毎年恒例の「若一王子神社万灯祭」を撮影しに行っていたらくたびれてしまった。

 毎年撮っている万灯祭、もしかしたらと思ってオールドレンズで撮ってみたら、やはりとても相性が良かった。

 というわけで、メシ撮りは追々アップする予定。

 


 

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