環水平アークと全周幻日環と下部ラテラルアークと環天頂アークが見えた!

長野県東筑摩郡生坂村

.

この時期、青い空に鮮やかな虹がかかることがある。
「環水平アーク」
高空に漂う細かな氷の結晶が作り出す、晴れた日の虹。

珍しくはあるが、注意して空を見上げていると
毎年けっこうな頻度でお目にかかる大気光学現象だ。

今日も、そんな虹を綺麗だなと思いつつ
何気なくカメラを向けた。

環水平アーク
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.



環水平アークの上方、
青空にギラギラ輝く太陽の周りを
光輪が取り巻いている。

内暈(22度ハロ)だ。

内暈(22度ハロ)と環水平アーク
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.



しばらくすると、
内暈とは異なる白い輪が
ぼんやりと浮かび上がってきた。

EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.



やがて、その白い輪が
はっきりと姿を現す。

幻日環だ!

内暈(22度ハロ)と幻日環
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

幻日環は内暈との交点が明るく輝くことが多く、
それがエセ太陽(幻日)に見えることからそう呼ばれる。

しかし、こんなに真円として見える全周幻日環は珍しい。

古代中国で幻日環は「白日日を貫けり」といわれ、
戦乱の予兆とされ不吉がられたという。




幻日環と内暈と、環水平アーク。
大気光学現象の三つ巴。

内暈(22度ハロ)と幻日環と環水平アーク
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.



と思ったら、
次は太陽にかかった雲が虹色に輝き始める。

これは「光環(光冠)」。
春先に花粉由来で発生するので、最近はかなり有名になった。

光環は高空の氷晶によってもこのように発生する。

内暈(22度ハロ)と幻日環と光環
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.

いやはや、
大気光学現象のデパートみたいな日だな、
と思っていたら、まだあった。

環水平アークから枝分かれするように上へ伸びる
淡い色調の虹。

「下部ラテラルアーク」だ。
これはかなりの激レアらしい。

内暈(22度ハロ)と幻日環と環水平アークと下部ラテラルアーク
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

.
数年前、仕事中に幻日環を見つけたものの、
一眼レフを持っておらず
かなり悔しい思いをしてから
ずっと雪辱の機会を窺っていた。

ついに願いが叶った。

天気の神様よありがとう。

と思っていたら、
天気の神様はさらにおまけをくれた。


夕方、西に傾いた太陽のはるか上に
またもや上下逆の虹が出現。

「環天頂アーク」。

環天頂アーク
EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM


何気ない青空でも
実はとんでもない光学ショーを演じていることがある。

そんなことを実感した一日だった。

 

タグ「空と気象・自然風景」の関連記事

12+

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。