ハミダシ写真と文 2020年7月

7月31日 新しい記事をアップしました


→ メシを撮ること2020年7月

 今月は最終日にメシ撮りを無事アップできた。
 今度こそ総括でも書こうと思っていたが、まさに今、またセミの羽化を撮影中なのでちょっと手が離せない。
 セミの羽化は、何度見ても感動する。

 


7月30日 動機
EOS5D Mark II + EF180mm F3.5L Macro USM

 例えば、建築業だったら自分で建てた建物が後に残って「これはおれが建てた家だぞ」と言える。
 物書きだったら、自分の文章が後に残って「これはおれの本だぞ」と言える。
 本当は、そういう形あるものを残せる職業に就きたかった。
 だが、怠惰で迷ってばかりの学生時代を送ったせいで、表現とは無縁の仕事に就くしかなかった。

 今やっている仕事は嫌いではないが、決して好きでもない。
 また、自分には場違いな職場だとは思っていないが、かといって自分に適しているとも思っていない。
 同じことをやらせたら、きっと私よりも上手にできる人が周りにいくらでもいる。

 この仕事に就いてから、最初は自分の気持を適当にごまかしていたのだけれど、表現することへの欲求は日増しに強くなり、ただ降ってくる仕事をこなすだけの、後には何も残らない日々を心から恨めしく思うようになっていった。

 十数年前、そういう気持ちから逃げたくて、私はすがるような思いで写真を始めたのだった。

 今日、そんなことをふと思い出した。

 


7月29日 明け方に見た夢
EOS5D Mark IV + EF24mm F1.4L II USM + ソフトン(A)

 また奇妙な夢を見た。

 夜道を歩いていて空を見上げると、雲の切れ間から星が見える。
 目を凝らすと、その星の中のひとつが淡い光の尾を曳いている。
 これは今話題のあの彗星だと思い「おお、ネオワイズ彗星が見える!」と声に出した。
 すると「あら、私も見たい。どれがネオワイズ彗星なのかしら」と、いつの間にか横を歩いていた見知らぬ老婦人に声をかけられた。
 どれがって、あの光の尾っぽを曳いているあの星ですよ、と、私はネオワイズ彗星を指さそうとして老婦人から夜空に目を移す。
 すると、さっきまで普通に見えていた星々のひとつひとつ全てが光の尾を曳いている。
 ちょっと視線を落とした隙に全天彗星だらけという、とんでもない景色に変わっていた。
 明るい星から暗い星まで、微妙に色合いの異なった光の尾をたなびかせながら、それぞれが好き勝手な方向にゆっくりと動いていく。
 それは、溜息の出るような光景だった。
 だが、その時の私は妙に冷静で、あの幾千の彗星の中からネオワイズ彗星がどれかをこの人に説明するにはどうしたらいいのか、ということについて最後まで真剣に悩んでいた。

 まさに、夢らしい展開。

 その後、急に場面転換して、道なき道を普通のセダンで駆け下るという、「千と千尋の神隠し」オープニングの逆バージョンをやってから目が覚めた。

 なんだか疲れる夢だったが、きれいだったし楽しかったのでまあいいや。
 

 


7月28日 季節の継ぎ目
EOS7D + EF300mm F2.8 L IS USM

 朝からどこか地に足のつかない気持ちというか、しきりに胸がざわめく。

 特に不調となる具体的な理由もないので、原因についてよくよく考えてみると「これは季節の継ぎ目を通過中に時折感じる身体のざわめきなのでは」ということに思い至った。

 天気予報はしばらく曇と雨マークが続いているが、おそらく私の身体は一足先に、季節が長雨から夏に切り替わったのを察知したのかもしれない。

 この感覚が正しければ、近々本当の夏が始まるはずだ。

 


7月27日 新しい記事をアップしました


→ 見知らぬニホンカモシカ

 大抵の場合、移動の最中にはカメラに望遠レンズを付けたままにしておく。
 なぜなら、たまにこういうイベントに遭遇するから。
 広角よりも望遠で急いで撮らねばならない場面のほうが圧倒的に多い。
 レンズを付け替えている間にシャッターチャンスを逃したとすれば、悔しくて夜も眠れない。

 


7月26日 モヤモヤした時は身体を動かすに限る
EOS5D + EF300mm F4 L IS USM

 4連休はずっと雨ばかりなことに加えて、新コロの感染が右肩上がりなこともあって、GoToとか言ってる場合ではなかった。
 県内でいくつかの場所に撮影に向かったけれど、どこも今ひとつといった撮れ高だった。
 仕方ないので、ステイホームの暇に任せて、いろんな人の撮った写真をネットで見ていた。
 そこで、予期せずも「ああこの写真はすごいな」という人を見つけてしまった。

 撮影技術とかレタッチ技術とかは、いくらでも頑張って身につけることができるので特になんとも思わないが、一方でその人独自の世界観や哲学を通じて撮影されている写真を見つけるとかなり心がざわめく。
 中でも、その写真が、自分の知らなかった視点で撮られていたりすると、かなりヘコむ。
 「ああ、おれの写真なんてまだまだダメだ」という、かすかな自己嫌悪に囚われたりする。
 今日はたまたま、そう思わせる人の写真を見つけてしまった。

 とはいえ、写真を続けていく上でそういう「愚かな自分を殴ってくれる人」というのは貴重な存在なのであって、これまでの自分の向上心を支えてきたことは確かだ。
 だが、こういうちょっとメンタルが弱っているような時は、その拳の一撃でリングに沈みそうになったりもする。
 普段は根拠なく勝ち気でいるだけなのであって、本当は弱っちいのだ。

 そういうわけで、連休最終日であるのに夕方まで陰々滅々とした気持ちでいた。
 だがこれでは「サザエさん症候群」どころではなく、最悪の精神状態で日曜の夜を迎えることになる。これはまずい。

 これまでの経験則から、陰々滅々とした時は、とにかく「身体を動かす」ことで、心が晴れることが分かっていたので、夕方からムキになって運動した。
 その結果、程よい疲労感とともに見事に頭の中が空っぽになって気分爽快、美味しい晩酌にありついた。

 写真についても、まだまだダメかもしんないけどまあとりあえず頑張っていこう、と思った。

 我ながら単純で楽天主義なのだけれども、これまでもそうやって写真を続けてきたのだからこれでいいのだ。

 


7月25日 新しい記事をアップしました


→ 梅雨空散歩

 雨に閉ざされる4連休。

 


7月24日 いい加減にしろ
EOS5D Mark II + EF70-200mm F2.8L IS II USM

 当初はメリハリのある雨の季節でいいね、とか思っていたが、実はとんでもないモンスター梅雨前線だった。
 やる気があるのは十分に理解したので、もうそろそろ青空を返してくれ。

 


7月23日 寝落ちではないが
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

 酒を飲んでべらべら喋っていたら夜が更けた。

 


7月22日 宮沢賢治
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 昔から読書は好きだったが、いわゆる歴史的な文豪の作品というものを読んだことがなく、宮沢賢治もそのうちに含まれる。
 ずっと前、「銀河鉄道の夜」をちょこっとかじったが、どうにも肌に合わなかったので途中で投げ出して、それからずっと疎遠になっていた。

 今はわざわざ書籍を買い求めなくとも、青空文庫で名だたる歴史的作家の作品をいつでもどこでも無料で読めるので、もういちど宮沢賢治にアプローチしてみようと思った。

 いま、噛みしめながら読んでいる。
 明らかに、昔とは読感が違うことに驚いている。

 


7月21日 新しい記事をアップしました


→ ネオワイズ彗星を撮りに行く

 なんとかもう1回だけでもリベンジしたい。
 晴れろ晴れろ晴れろ晴れろ晴れろ(以下繰り返し)

 今回がダメだったら、6800年後にまたチャレンジしよう。

 


7月20日 新コーナー名
EOS5D Mark II + EF70-200mm F2.8L IS II USM

 「日々の写真」というコーナー名をそろそろ変えようと画策しているわけだが、いろいろ検討した結果、「はみだし写真と文」あたりが適切なのでは、という結論に至った。

 ネーミングはシンプルな方がいい。

 このタイトルの方が「テーマに沿ってまとまった一連の写真からはみだしてしまったものの、捨てるに捨てられない写真」という立ち位置がはっきりすると思う。

 企画1周年のタイミングで変更しようかな。

 


7月19日 晴天日
EOS5D Mark II + EF70-200mm F2.8L IS II USM

 ずっと青空が見えていて、なおかつちゃんと日照があった貴重な1日だった。
 家庭菜園の野菜たちはもちろんのこと、すべての植物が降り注ぐ陽光を全身で喜んでいた。

 ついさっきまで、ネオワイズ彗星を撮影しようと山の上まで行っていた。
 昨日までは雨、明日からも雨、今日を逃したらネオワイズ彗星とはおそらく終の別れになるだろう。
 だが、昼間はあんなにキラキラと晴れていたのに、夕方になるとあちらこちらから雲が湧き出した。
 ネオワイズ彗星、撮れたのか撮れなかったのか。
 話の顛末は、また後日。

 


7月18日 この企画のタイトルを変えようか悩む
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 日記風に毎日アップを心がけているこの「日々の写真」だが、来月中旬で開始から丸1年を迎えることになった。
 私の生来の性格からするとこれは驚異的なことで、最長不倒更新ともいうべき偉業なのである。
 毎日日記を書くような人には恥ずかしくて顔向けできない低レベルな偉業ではあるが。
 私にとってはとにかくすごいことだ。

 であるのだが、この安易に付けてしまった「日々の写真」というタイトルにずっと違和感を感じている。
 このタイトルからして、「毎日撮って毎日アップ」というニュアンスが漂うが、実際は全然そんなことはなくて、昨日撮った写真もあれば10年前に撮った写真もあるという、即時性が皆無の写真ばかり。
 あと、その写真に添えてあるのは日記でもない文章ばかりなので、さらにおかしなことになっている。

 だから、そろそろ企画タイトルを変えた方がいいのでは、と思うに至った。
 新しいタイトルについては、目下思案中。

 


7月17日 二人の距離感
EOS5D Mark II + EF50mm F1.2L USM + ソフトン(A)

 10年前に、地元の祭りで何気なく撮った光景。
 互いのわずかな緊張に邪魔されて、肩が触れ合うほどの親密さにはあと一歩というところで足踏みしている、二人のこの微妙な距離感がとても良かった。
 この写真から10年、彼らはいまどこでどんな暮らしの中にいるのだろう。

 こんな光景も、今年はありふれたものではなくなってしまった。

 


7月16日 一瞬だけの青空
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 久しぶりに雲の切れ間から青空が見えて、ほんの数分だったが日が射した。
 忘れかけていた空の青さや陽光のまばゆさにハッとする。
 それほどまでに今年は晴れの日が少ない。
 やはり予想を裏切らず、つかの間の青空はすぐにかき曇って雨が降りだした。

 脳がアイドリング状態だと、決まって写真のことについて考えてしまう。
 思考がドツボにはまっていつしか脳がフル回転になって、ぐったり疲れてしまった。

 どうしたものか。

 


7月15日 新しい記事をアップしました


→ 蓮記2020【1】 ― 稲泉寺、雨の日のハス(大賀蓮と舞妃蓮)

 今年は雨のハスからスタート。

 


7月14日 現像待ち
EOS5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS II USM

 撮ってきた写真はいくつかあるのだが、現像に手が回らなくてアップできないでいる。
 とはいえ、精神衛生上の観点からいうと、ネタがなくて悶々とするよりは数倍マシなのだけれど。

 昔から私は私なりの撮影と現像のリズムがあるのだが、皆がどういうペースで撮影と現像をしているのかたまに気になることがある。
 撮影即現像という人もいるだろうし、じっくり寝かせる人や、そもそも現像処理はすっとばして「撮って出し」という人もいるかもしれない。
 昔、白鳥を撮っていた時、何百枚も撮って撮って撮りまくった後、帰宅してそれらを一切見返すことなくDVD-Rに焼いて、押し入れに放り込んでそのまま、という珍しい人もいた。

 昔は撮影した時の興奮冷めやらぬうちに現像して、ということも多かったが、頭の中が熱いまま現像に入ると主観のバイアスがかかりすぎるような気がして、最近では撮影時の熱がかなり冷めて我に返ったあたりで現像を始めることが多い。
 調整の度合いとしては、常に1記事に複数枚のセットでアップするので、全体的なまとまりにばらつきがでないよう現像している。
 それでもテーマから突出してしまう異端ものは、この「日々の写真」のストックに蓄積されることとなる。

 


7月13日 撮影疲れで寝落ち
EOS5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS II USM

 以前から気になっていた、筑北村の修那羅峠、安宮神社にある石神仏群を撮影に行ってきた。
 普通の石仏とはひと味もふた味も違う、カオスな異世界感が満載で、まさに「千と千尋」の世界。
 今回はロケハンがてらだったけれど、これは腰を据えて撮影したい場所だと思った。
 昔ながらの参道を使ったら結構な山歩きになってしまって、おかげで晩酌は美味しくなったけれど、そのあと見事にころっと寝て朝になった。

 


7月12日 機材を運んだだけの日
EOS5D + EF24-70mm F2.8L USM

 今日は朝から撮影意欲に燃えて鼻息も荒く出掛けたのだが、行く先々でなぜだか撮れなかったり、撮る気にならなかったりで結局、機材と一緒に旅をしただけだった。
 こういう日は、少なからずある。
 しかし、成果が上がらなくて無駄足だったかというとそうでもなくて、こういう日の「撮れなかったな」というモヤモヤが積もり積もって次の撮影へとつながっていったりするので、決して無価値ではないと思いたい。

 重たい機材をただ運びまわって疲れることよりも、撮りたいものに出会ったときに、機材を持ち合わせていないことのほうが100倍辛いことがこれまでの経験で痛いほど分かっているので、機材の重さは苦にならない。
 カメラマンは、「撮影機材を持ってその場所にいる」ことなくしては、「ただの人」になってしまうのだから。

 それはさておき、先程WordPressが何らかの不具合で全くページが表示されなくなってしまった。
 慌てていろいろ検証したら、どうやらプラグインをアップデートしたのが原因だったようだ。
 急いでバックアップから当該プラグインを旧バージョンにレストアしてなんとか事なきを得た。

 自前でのブログ運営は大手ブログサービスのような煩わしい制約に縛られなくてもいい反面、こうやってトラブルに見舞われた時は、検証から修復まで全て自分でやらないといけない。
 その辺がWordPressの敷居が高い原因でもある。

 それにしても、バックアップは大切。
 本当に大切。

 


7月11日 父小鉢
EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM

 我が家にあったベトナムのやきもの「バッチャン焼」のカップと皿。
 もともとは食器として使っていたが、諸事情によりそろそろ退役させようかという話になった。
 しかし、長年使った思い入れのある器。捨ててしまうには忍びない。
 どうしようかと考えた結果、うちの父に頼もうということになった。

 父は昔から驚くべき多趣味の人で、写真を含め様々なジャンルに手を伸ばしていて趣味遍歴は目まぐるしいものがあるのだが、その中でも長年に渡って続いている数少ない趣味の一つが、植物栽培、とりわけ「鉢物」なのだ。

 父は鉢に植える植物だけでなく鉢自体にもこだわっていて、最近では市販の鉢に飽き足らず、気に入った小鉢(食器)に超硬ビットを付けたドリルで穴を開けて、強引に植木鉢へと仕立ててしまうという荒業を身につけている。

 このバッチャン焼にとっての「第二の人生」を考えた時、真っ先に思い浮かんだのが父だった。
「これ鉢にできる?で、なんか植えていい感じにしてよ」
我ながらあまりにもアバウトな発注だが、そうやって器を父に預けたまま、そのことをしばらく忘れていた。

 ある日、父が「おい、この前のあれできたぞ」と言うので、この前のあれってなんだっけ、と思っていたら父がこの器を持って現れた。
 そこに、かつて食器だったバッチャン焼が見事に生まれ変わっていた。
 緑々しい苔の上に、形のいいヘンリー蔦。
 想像を超える出来栄え。
 さすがは我が父。

 昔からこういうことをセンスよく器用にこなすので、その気になれば小銭を稼ぐこともたやすいと思うのだが、本人は全然そういうつもりはないらしく、ひたすら趣味の世界に浸っている。
 もったいないことこの上ない。

「おう、これも持っていって飾れ」
そう言って父は、これまた長年の趣味であるウチョウランを3鉢持たせてくれた。
 言わずもがな、これまた見事な咲きっぷりだったので、ヘンリー蔦の小鉢と一緒に写真に収め、ここに載っけることにした。

 これまでの趣味遍歴から見ても私には父の血が色濃く流れているのは明白なので、いつの日かこの「鉢物遺伝子」が私にも発現するのかもしれないな、という予感がかなりあったりする。

ウチョウラン1
ウチョウラン1(花)
ウチョウラン2
ウチョウラン2(花)
ウチョウラン3
ウチョウラン3(花)

 


7月10日 考えている
EOS5D Mark II + EF500mm F4 L IS USM

 カメラマンは、「撮って、見せて、反応をもらう」という短いスパンではなくて、もっと遠い未来を見据えつつ写真を撮るべきなのでは、ということについて考えている。

 べつに考える必要などないのに。

 


7月9日 能なしの小鳥が使い倒される
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 世間一般で見れば特殊能力でもないのだけれど、職場の中に限っては、ある作業についてかなり長じているという分野が私にはある。
 困ったことに、いつしか皆の中で「○○のことは球に聞け」というような、サポートセンター的立場に立たされて、様々な案件が遠方から寄せられるようになってしまった。
 さらに困ったことに、口頭で説明してもいまいち分かってもらえないので結局、「じゃあ、悪いんだけど球さんやってよ」となる。

 狭いコミュニティの中では「できる」だけであって、私は「能ある鷹」ではない。
 むしろ、「能なしの小鳥」であることは自覚している。

 だけど、結局そういう案件は行き場を失って、私のところに流れ着いてくる。
 「すごくできる」わけではないのだけれど、「できない」わけでもないので受けざるを得ない。
 今日もそういう仕事の処理に追われ日が暮れた。

 能なしの小鳥のくせにちょっと爪を出して遊んでいたら、かなり面倒なことになってしまった。
 後悔が止まらない。

 


7月8日 大雨
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 大雨に朝から夕方まで忙殺された。
 降り止まない豪雨も、さかまく濁流も、ひとたび自然が牙を剥いてしまえばもはや祈るほかない。
 こうなる前、自然が穏やかで優しいときにあえて最悪の事態を想定して有事に備えるというのが治水であり治山であるのだと思う。

 想像力のかけらもなく、普段の穏やかな景色だけを見て「ダムは要らない」とか、お花畑みたいな発想しかできない輩は、こういう日の荒れ狂う川のほとりにしばらく立ってみるといい。

 自分の命が実際に危険にさらされて、果たして従来どおりお花畑な発想でいられるかどうか。

 そんなことを考えた一日。

 


7月7日 ハスを撮る
EOS5D Mark IV + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

 7月7日、七夕だというのに凶暴な梅雨前線が列島を覆い、各地で大変なことになっている。
 牽牛も織姫も泣いているに違いない。

 恒例の稲泉寺のハスを撮りにいってきた。
 引っ越してしまったので随分と遠くなってしまったが、それでも通って撮影する価値のある場所だと思う。

 傷んだ花が多かったことと、蓮田全体のコンディションがまだ途上だったこともあり、いまいち調子が上がらず帰ろうか迷った。
 しかし、せっかく遠路はるばるやって来たのだし、元を取らねばと無理やり撮っていたら、いつの間にかリズムよく撮れるようになっていた。

 結局、コンディションがいまいちだったのはハスではなくて私の方だった。
 自分の調子が悪いのに、被写体に責任転嫁してしまうことがある。
 大いに反省。

 


7月6日 新しい記事をアップしました


→ 若一王子神社「夏の大祓・万灯祭」2020

 昨日に引き続き新記事をアップ。

 ちょうど去年の今頃、この新ブログに移転して万灯祭の記事でオープンさせたので、このブログにとっても区切りのイベントみたいになっている。

 万灯祭は毎年特に何か新しいことをやるという行事ではないのだが、その時の天気とか人出とか、少しずつ何かが違っている。
 だから、毎年続けて撮ることによって、そういう微妙な変化を記録することの価値も出せるような気がしている。いわゆる定点観測か。

 今回は撮影にオールドレンズ(Super Takumar 55mm F1.8)を使用した。
 1960年代に製造されたレンズが50余年の歳月を経ていまだ現役というのがまずすごい。
 私の前に何人のカメラマンに使われてきたかは知らないが、当時概念すら存在しなかったデジタル一眼レフに着けてもばっちり使えている。
 いやむしろ、いまのレンズでは撮ることのできない写真が撮れてしまったりする。

 光学機器の技術者が懸命な努力で排除してきたレンズの雑なる部分が今になっていい味を出している。

 それを考えると、いま皆が一直線に目指しているものが近い将来に正解とされるかどうかは、多分誰にもわからないのではないか、と思った。 

 


7月5日 新しい記事をアップしました


→ 夕暮れの大町スナップ

 自分にとってあまりにも密接な場所のスナップというのは、かえって難しいということに今更ながら気づく。

 


7月4日 ISS(国際宇宙ステーション)
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 テレビで見たからなのか、妻がISS(国際宇宙ステーション)のことをしきりに私に聞いてくるのだが、そのたびに発音をしくじって「コクサイウツーステーソン」と言うのである。
 それが連続3回となったので、今後ISSは「国際ウツーステーソン」であることに決めた。

 今日は我が家のISS記念日。

 


7月3日 雨が降っている
EOS5D Mark II + EF180mm F3.5L Macro USM

 たまになんにも考えたくない、という時がある。

 今夜はそんな日で、窓を開けて強めに降っている雨の音を聞いていたら、「あー、いろいろ考えるの面倒だなー」と思った。
 特段メンタルが弱ってるとかじゃなくて、とにかく脳に労働意欲がない。
 ここに写真を貼り付けた後、さて何を書こうかと思いつつぼーっとしていたら、あっという間に1時間が過ぎた。

 今日は振り絞ってもなにも出てこない。
 そもそも、振り絞る気すらない。

 


7月2日 新しい記事をアップしました


→ メシを撮ること2020年6月

 遅くなったが、6月分をアップ。
 なんだか昔とメニューがかぶることが増えてきた。
 いつまで続けられるのか・・・

 お気に入りのメニューは結構な頻度でリピートしているので、新ネタがなくなってくるのは必至。
 いろいろ考えなくては。

 


7月1日 月初め
EOS5D Mark IV + Super Takumar 55mm F1.8

 7月になった。

 6月分のメシ撮りをアップしたり、6月から月末に総括でもしようかと思っていたのだけれど、夕方から毎年恒例の「若一王子神社万灯祭」を撮影しに行っていたらくたびれてしまった。

 毎年撮っている万灯祭、もしかしたらと思ってオールドレンズで撮ってみたら、やはりとても相性が良かった。

 というわけで、メシ撮りは追々アップする予定。

 


 

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