平田謙三 平田浩一 氷彫刻『DRAGON』【3】

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制作開始から約6時間が経過。
観客の少なくなった会場で、
黙々と作業は続けられる。

天候は、依然として湿雪。

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浩一さんは
胴体部分の切削に
取り掛かっている。

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胴体の形が見えてきた。

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鋭利なノミの刃先で削られた
氷の表面は
油を塗ったように
ギラギラとした光沢を宿す。

大ノミで削られた氷の光沢(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

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おおよその曲面に、
さらなる凹凸を彫り込んでいく。

ドリルによる表面研削(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

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ウロコ模様を彫り込む。

鱗模様の彫刻(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

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一方、
父の謙三さんは
2枚目の翼の制作に取り掛かっている。

氷彫刻師・平田謙三

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謙三さんが普段見せる
温厚な表情は
そこにない。

氷彫刻師・平田謙三

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眉間に皺を寄せながら
ただ黙々と氷を削り続けるその姿には
「氷の行者」
とも言うべき厳しさがある。

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ビニールを被せられた
ドラゴンの頭部から
ドライアイスの白い煙が
ゆるゆると流れ出す。

より完全な姿へと近づくにつれ、
ドラゴンに魂が宿り
呼吸し始めたかのようだ。

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1:30
雪が止んだ。

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浩一さんは
前脚の制作に入る。

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謙三さんは
胴体部分の模様彫りを
浩一さんから引き継ぐ。

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二人の間に
会話はほとんど無い。

しかし、全く別々の作業をしながらも
無言の意思疎通はしっかりと行われ、
ドラゴンは
着実に成長を続ける。

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2:00
右前脚の接着作業。

アルミ板を使った接着面前処理(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

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腕の接着(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

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いよいよ、氷彫製作は
佳境を迎える。


【4】に続く

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