平田謙三 平田浩一 氷彫刻『DRAGON』【4】

【1】【2】【3】【4】【5】

-

2:00

翼の組み上げ作業開始。
個別に作った翼にノコギリを入れる。

翼の再分割(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-



分割。

-



胴体への組み上げ。

翼の再組み上げ(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-



右の翼、最上段。
緊張が走る。

-



固定。
横からだと分かりにくいが、
翼はきちんと生物的な曲面に作られており、
重心の位置も複雑だ。

組み上げも、
ただ段を重ねるのではなく、
重量のバランスを調整しつつ、
慎重に行わなくてはならない。

-



コールドスプレーで補強。

-



左の翼最上段の組み上げ。

脚立に足を引っ掛けるようにして作業する浩一さんを
謙三さんが下から支える。

-



1時間かかって
両翼の組み上げが
無事終了。

-



3:00

競技終了まで
残り3時間。
仕上げ作業に入る。

左前脚の彫刻。

-




微細に彫り込まれた
鋭い爪先。

-



胴体を下から支える柱の作成。

胴体から上の重量の大部分を
受け止める部分だけに
気が抜けない。

-




-



翼をさらに研削し、
より薄い翼膜を目指す。

氷から平面が排除され、
全てが有機的な曲面へと仕上げられていく。

-




-




グラインダーを使った表面処理(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-




-



尾への模様彫り。

-



頭部仕上げ。

-



完成した頭部。

上顎の牙をご覧頂きたい。
この牙、
単なる円錐ではない。
裏側が凹んだ
「生物学的に正しい歯」
の形になっている。

目も単純な球体ではない。
眼球、瞳、瞳孔、
全てが異なった曲面を描き、
複合球体として彫られているのだ。

凄まじいとしか言いようがない。

完成形の頭部(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-



5:00

翼の仕上げ。

翼の模様の彫刻(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-



極限まで薄く削った翼面に
筋彫りを施す。

-




-



翼支への模様入れ。

一筆書きでドリルが一撫ですると、
そこが瞬く間にウロコ模様の皮膚になる。

-



5:25

表面処理。

濡れタオルを使った氷彫刻の艶出し(平田謙三・浩一 氷彫刻『DRAGON』)

-



ぬるま湯に浸したタオルで表面を拭い
氷にツヤと透明感を出す。

前回の大会では、
氷彫にお湯をかけ、再氷結させることで
ガラスのような透明感を出していた。

だが、今回は気温が高く
氷が弱く解けやすくなっている。
前回用いた方法では
氷に与えるダメージの方が大きくなってしまう。

タオルで拭う今回の方法は、
切削屑の入り込んだ白い筋目と
ツヤの出た皮膚とのコントラストがより際立つという
メリットもある。

状況に応じて、
自在に駆使される
彼らの技。

-



頭の先から尻尾の先まで
丹念に拭っていく。

-

氷のドラゴンが間もなく、
産声を上げようとしている。


【5】に続く

【1】【2】【3】【4】【5】

 

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。