平田浩一 加瀬秀雄 氷彫刻 『飛翔 ~大空に羽たく鳳凰~』【5】

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午前1時。
気温、氷点下2度。

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会場に残っているのは
選手たちと運営スタッフ、そして
気合の入ったカメラマンくらいである。

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新たな作業を前に
設計図を確認する平田さんと加瀬さん。

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平田さんが
裏手から氷のパーツを運び出してきた。

一時期、加瀬さんが氷の裏に入ったまま
しばらく出てこなかったことがあったが、
このパーツの切り出しをやっていたのである。

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加瀬さんの切り出した板状のパーツを
平田さんがさらに削っていく。

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曲面を有するパーツが出来上がる。

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氷の前に大きな脚立が2台置かれ、
そこに鉄製の足場が渡される。
高所でのパーツ取り付けが始まる。

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人の頭の高さの足場に立っての取り付け作業。
二人の重心が移動するたび
足場はグラグラと小刻みに揺れる。

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なんとか無事に
取り付け作業が終了。

翼の先端が現れた。

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足場から降りた平田さんが
氷の削り屑に足をとられて転倒。

作業場は残氷や削り屑によって
非常に滑りやすくなっている。
この日、幾度となく危ないシーンがあった。

「何度もコケちゃって、もう参っちゃいますよ」
と平田さんは笑っていたが、
見守ることしかできないこちらとしては
ヒヤヒヤする。

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次なる取り付け場所の打ち合わせ。

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左の翼の1段目が取り付けられる。

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取り付けた右翼1段目の長さを測る平田さん。
実際の寸法が図面と合致しているかどうか、
時折メジャーを当てて計測するのが平田流だ。

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計測の結果、図面よりも若干寸法が長いことが判明。
チェーンソーで切断する。

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不意に落下する破片を
加瀬さんが咄嗟に受け止める。

見事な連携プレー。

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右翼先端の製作。

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2段目への取り付け。

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1羽目の両翼が生えそろう。

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加瀬さんは平田さんのサポートをしつつ
自らの作業もこなしていく。

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午前2時。

気温は氷点下2度から
じりじりと下がり続けている。

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冬の梢に
満月前夜の月が煌々と輝く。

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氷彫製作も
いよいよ佳境を迎える。




~ 【6】につづく ~

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