平田浩一 中寺吉宣 氷彫刻 ”ファミリー”【4】

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20時過ぎ、
気温が0℃近くに下がってくる。

プラスの温度域では、
氷は解けて傷んでいく。
0℃ならば、
一応の現状維持が可能だ。
マイナスになって初めて
自在に彫刻できるようになる。

氷彫刻は気温が低ければ低いほど、
表現の自由度が増し
作業の効率はアップするのだ。

下がってきたとはいえ、
現状はまだプラスの気温である。




形になったタツノオトシゴの頭部を起点として
胴体の彫刻を開始。





まるで一粒の種から
芽吹いた枝葉が伸びていくような光景だ。






あっという間に
タツノオトシゴの胴体が形を現す。





中寺さんも
氷の切り抜き作業を着々と進めている。




型紙は濡らして貼り付けることで
凍って氷の表面に固定される。





気温が下がってきたことによって
型紙の作業も支障なく進められているようだ。









ここで、1回目の残氷回収が入る。




20時06分。

タツノオトシゴの彫刻に続き、
別の彫刻に取り掛かる平田さん。

制作序盤に「芯抜き」しておいた氷に
三角ノミで筋彫りしていく。


20時13分



20時14分






20時17分

 




1分足らずの間にも
用途に応じて何回も道具を持ち替える。

 

20時18分



20時27分
10分もしないうちに、
もう1体のタツノオトシゴが姿を現す。




20時28分




20時29分




20時31分





20時32分

20時34分
タツノオトシゴに目が入り
とりあえずの造形が完了。


芯抜きした氷を削り始めてから
28分間の早業だった。

 

20時40分。
各チームとも、
徐々に形が見え始めてきた。



城のお堀越しに見る制作会場。




20時42分。
平田さんが本体の氷の上面を
平ノミで均し始める。



そして、1体目のタツノオトシゴを
半分に分割。


首の部分を運搬。

 

ここでピットクルーの加瀬さん登場。

ざっと見積もっても、この氷の重さは60キロ以上ある。
これまでの経験から、二人の力だけでは厳しいと直感した加瀬さん。
すかさずサポートに入る。

知らぬ間に、いつ氷を持ってもいいようにと、
軍手をして待機しているという周到ぶりが光る。




20時48分。
首の部分が無事に本体の上に載った。

 

【5】に続く

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