平田浩一 近藤卓 氷彫刻 『ペガサスの親子』【6】

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23時37分。
平田さんが羽根彫りを開始。

平田流氷彫刻のハイライトだ。

まず、翼前縁の筋彫り。

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翼前縁の線に沿って、一枚一枚羽根を彫り込んでいく。

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作業開始から2分後。

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3分後。

位置によって羽根の形を微妙に変えていく。

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5分後。

それぞれに窪みを作って、羽根の一枚一枚を立体化させていく。

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9分後。

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10分後。

チェーンソーに持ち替えて、
風切羽根(初列風切)の切れ込みをさらに深くしていく。

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途中経過。

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11分後。

初列風切に合わせて、その下の次列風切を作成。

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13分後。

風切羽根の一枚一枚を平ノミで削って、羽根の薄さを表現。

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14分後。

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薄く透ける風切羽根の連なりが出現。

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作業開始からわずか17分。

羽根彫りが完了。

翼が劇的に変化している。
何度見ても、魔法のような早業だ。

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日付が変わる。

残り時間はあと5時間。

雪雲が切れて
月が顔を出す。

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会場もかなり閑散としてきたものの、
会場を訪れる人が途切れることはない。

10年前にはあり得なかった光景。
本当に素晴らしい。

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お堀の水面に盛大な気嵐が立ち始めた。
放射冷却が強まっている。

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平田さんは各部の調整、
近藤さんは小さな馬の胴体を加工。

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-5℃を下回った環境では、
削られ舞い上がった氷の破片は
解けずにそのまま粉砂糖のように頭上へと降り注ぐ。

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寒さと疲労に耐えながら
集中力を維持していくのは大変なことだ。

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「忍耐」としか表現のしようのないこの時間帯にあっても
氷彫刻はゆっくりと成長を続けていく。

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会場の作品群も
完成形が見え始めてきた。

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【7】に続く

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