平田謙三 平田浩一 氷彫刻『遊泳』【3】

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デザイン画を確認する謙三さん。

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謙三さんは浩一さんとは別の氷塊の彫刻を始める。

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大胆かつ正確無比なチェンソーさばき。

浩一さんが氷彫刻の道を歩み始めたきっかけは
当時すでに日本の氷彫刻で名を挙げていた謙三さんだった。

今、この業界で双璧をなす親子。

その手さばき一つにも、
氷彫の遺伝子が確かに受け継がれていることを知る。

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やがて、謙三さんの前に
卵型の立体が姿を現した。

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謙三さんはすぐに
その立体にビニール袋を被せる。

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ビニール袋の中には、ドライアイスの欠片が幾つか入れられている。
つまりこれは、
この氷の立体を保存するための
「即席冷凍庫」なのだ。

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今回のような高温下では
彫刻した氷はすぐに融け始めその形を失い、
氷自体の強度も低下する。

作品の完成まで、造形し終わったパーツを
融かさずに維持していくこともまた
彫刻と並ぶ重要な作業なのである。



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午後8時30分。
平田ブースの前には
親子の技をひと目見ようと、
大勢の観客が列をなしている。


【4】へ続く

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