平田謙三 平田浩一 氷彫刻『遊泳』【4】

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気温の高さは
氷の表面にも如実に現れる。
例年であれば、鏡のように滑らかになるはずの断面。
ざらつき、湿り気を帯びている。

氷に満足の行く細工を施すには
最低でも気温が氷点下5度を下回ることが必要だとも言われる。

氷点下どころか10度近い気温の下、
氷を造形していくことの困難さは
想像に難くない。

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そして、氷はゆっくりと
だが確実に融けていく。

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製作開始から2時間半が経過。

電動工具の回転で舞い上がる砕氷が
頭上から雪のように降り注ぐ。

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チェーンソーを振り回しながら
氷塊に立ち向かうそのさまは
まるで
大きな氷の怪物に
斬りかかっていく剣闘士のようだ。

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氷の怪物との
戦いの勝敗は
まだ誰にも分からない。



【5】へ続く

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