平田謙三 平田浩一 氷彫刻『遊泳』【8】

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午前0時。

叩きつけるような雨。

松本城のお堀の水面に白い飛沫が立つ。

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雨と氷との
三つ巴の戦いは続いている。

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追い打ちを掛けるようにして、
猛烈な風が吹き始める。

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ブルーシートが強風にあおられ
飛ばされそうになる。

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そのたびに
氷彫によじ登り、シートをかけ直す。

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氷を彫っているというよりも、
難破しそうな船の上で
嵐と戦っているような修羅場である。

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謙三さんもまた
雨と闘いながら
氷を彫る。

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氷の海亀だ。

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大切に即席冷凍庫へと
保管される。

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ブルーシートの下からも、
別の海亀が姿を現している。

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午前2時。

雨は小康状態に。

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氷彫制作も佳境を迎える。

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【9】に続く

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