.
寒々しい光の連なりを
嫌いになりかけていた心を
そっと優しく癒してくれる。
そういう特別な暖かさが
ここのイルミネーションにはある。

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.
撮影後記
今年も佐久市の樫山工業にイルミネーションを見に行ってきました。
先日の南長野運動公園の記事にも書いたとおり、あの寒々しく青く、体の芯まで凍りつかせるような光に傷めつけられ、さらには街のそこかしこで見られる、センスのかけらもないイルミネーションに心底辟易して、到底写欲が湧くような状態ではありませんでした。
しかし、昨年の感動をふと思い出し、「ここならばもしや・・・」という淡い期待を抱いて佐久市に足を延ばしたのです。
結論。
行って本当に良かった。
昨年はシンデレラをモチーフとした世界観でしたが、今年は大ツリーを中心とした「光の森」といった風情。
大ツリーは静かな音楽とシンクロして、様々なパターンで色の波を作り、時間を忘れて見入ってしまいます。
LEDを感じさせない暖かな光の連なり。
私の苦手な青色系も結構使っているのですが、まったく嫌味ではありません。
この点においては、どこのイルミネーションとも違います。
おそらくその違いの根底にあるのは、「イルミネーションに対する情熱」だと思います。
このイベントは会社の本業とは全く別分野で、集客効果も増益効果もあまりないかもしれないけれど、たぶんこの樫山工業の社員さん達は、このイルミネーションに本気で取り組んでいます。
そういう社員の皆さんの思いが透けて見えるようなイルミネーションです。
そこに「思い」があるかどうか。
そこに哲学があるかどうか。
それは写真にも言えそうです。
タグ「その他の祭・イベント」の関連記事
- 信濃国松川響岳太鼓ライブ【前編】 ― 大町温泉郷夢花火と音の祭典2019
- 信濃国松川響岳太鼓ライブ【後編】 ― 大町温泉郷夢花火と音の祭典2019
- 手筒花火 ― 小布施安市2019
- 小布施安市の夜2019
- 小布施安市の夕暮れ2019
- 奈良井宿アイスキャンドル祭り2018【カラー版】
- 奈良井宿アイスキャンドル祭り2018【モノクロ版】
- リゾナーレ八ヶ岳 ハロウィンホテル2017
- アマンダンスカイ キャンドルナイト
- 長野灯明まつり2017 ― 夜のショーウィンドウ
- 雪夜の手筒花火 ― 小布施安市2017
- 小布施安市の夜2017
- 往くダルマ来るダルマ ― 小布施安市2017
- 長野灯明まつり2016【後編】
- 長野灯明まつり2016【前編】
- 長野市『加茂神社』例祭宵宮祭2015
- 長野灯明まつり2015 ― SF善光寺
- 長野市稲里町「善導寺」縁日2014
- 長野灯明まつり2014
- 大町市「一本木神社」の秋祭り
- 長野市稲里町「善導寺」縁日2013
- 信濃国松川響岳太鼓ライブ ― 大町温泉郷夢花火と音の祭典2013
- 長野灯明まつり2013
- 奈良井宿アイスキャンドル祭り2013