喰い正月2017

実家と自宅

-

お正月料理は
鮮やかで
眼にも楽しいのだ。







伊達巻&蒲鉾。
伝統の練り物デュオ。
子供の頃、伊達巻のあの甘さが大の苦手だったのだが
いつしか大好物になってしまった。
齢をとるのも悪いことばかりではない。

伊達巻き
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-




蓮根餅の揚げ出し。
ハスは不思議だ。
根は食べて美味しく、花は見て美しい。
なんとも徳のある植物だ。
新年早々、蓮の根を味わう幸せなのである。

蓮根餅の揚げ出し
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



カズノコ&酢ダコ。
幼少の頃、なぜかカズノコに異常に固執した時期があった。
正月というと、カズノコが楽しみで仕方なかった。
隙あらばカズノコを頬張って、プチプチを満喫していたのが懐かしい。
当時ほどのカズノコ愛はないけれど、いまでも相当好きだ。

小一時間前に食べたカズノコのひと粒が
口の中で時間差をもって弾けるプチンという感触が、
あの日の郷愁を誘う。

酢ダコは酸っぱ過ぎる。
もう少しマイルドでも良いのではないか、と常々思う。

カズノコ&酢ダコ
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-




イクラ。
「イクラ」が
ロシア語で「魚卵」
という意味だと知ったときはショックであった。
ロシアでは、鮭の卵も、タラコも、
あのカズノコでさえも
全て「イクラ」なのである。

秋の獲れたてプチプチイクラもいいが、
塩蔵のまったりとしたイクラもまた美味い。

イクラ
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



黒豆。
かのメンデル先生は、
エンドウ豆の「
しわ緑」「しわ黄」「丸緑」「丸黄」
という4つの形質をもとに
遺伝法則の仕組みを解明してみせた。

正月料理の黒豆をその観点から俯瞰するに
世間的には圧倒的に「しわ黒」が優性遺伝している。

これは家庭料理としてはレアな
「丸黒」の遺伝子が発現したケースである。

黒豆
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-


煮物。
若い頃は、煮物の存在価値というものがよくわからなかったが、
年を経るごとに、その訴求力が増してくるのを感じている。
作る人ごとに、はっきりと味が変わるのが煮物。
美味しい煮物に感銘を受け懸命に模倣するも、その味には決して到達できない。
煮物には、そういう奥深さがある。

煮物
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



朝からお屠蘇気分なのである。
お正月だもの。

朝からお屠蘇気分
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-





蓮根餅の揚げ出しが
お雑煮の代わりだと思っていたら
最後に本物が出てきた。
お正月だもの。

お雑煮
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-


 

帰り際、父が手作りベーコンを持たせてくれた。

数年前から自家燻製に凝っている父の自信作である。

数年前に初めて作ったベーコンも美味かったが、
今回は見た目からして、かなりグレードアップしている。

ピックル液の調合や浸漬、塩抜きをかなり工夫したらしい。

ヒッコリーとクルミのチップで燻煙してあるとのことで、
袋を開けた瞬間、たまらない燻製香が漂う。

父の手作りベーコン
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-




ベーコンとは本来、
こんなに美しいものだったのか。

父の手作りベーコン
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



ベーコンとは
あくまでも燻製「肉」なのだ。
近似的品質を目指した市販品を見慣れると、
そういう基本的なことさえ忘れてしまいそうだ。

父の手作りベーコン
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-




まずはシンプルに、
フライパンで焼いてみる。
油は要らない。
脂身から出るラードで揚げ焼きする。
仕上げに粗挽き胡椒。

焼きベーコン
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



熟成した赤身の旨味と
脂身の甘さ、
それを燻製香が包み込む。
やや強めの塩気と相まって
もう、いくらでも酒が飲めることこの上ない。

焼きベーコン
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



ベーコン主役の料理の後には
脇役としての力も試してみたくなる。
で、ペペロンチーノを作ってみた。

ベーコンは脂身から出る油でカリカリに炒めて
そこにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を投入。

にんにくに火が通ったところで
パスタの茹で汁を加えて、
ベーコンから旨味を抽出。

そこに固めに茹で上げたパスタを加えて
さらに炒め煮。
ベーコンからの塩気で丁度いい味加減になる。

アルデンテになったら完成。

手作りベーコンのペペロンチーノ
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



まさに別次元の味。
ベーコンだけでこんなに変わるとは。

手作りベーコンのペペロンチーノ
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-


 


なんて、「おせちに飽きたら」的な料理を作っていると
やっぱり正月料理が恋しくなってきたりする。

で、我が家のお雑煮を作る。

至極シンプルに、
出汁で味わうお雑煮が好きだ。

今日は「茅乃舎だし」をベースに、薄口醤油、塩少々。
そこに小松菜、粟麩、人参、椎茸。
餅はちょっと焦げ目がついたくらいが香ばしくていい。
最後に柚子皮を添える。

我が家のシンプルお雑煮
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-




やっぱりこれがベスト。

我が家のシンプルお雑煮
EOS5D Mark III + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

-



完全なる「喰い正月」を過ごしてしまった。
・・・反省(するフリ)。




0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。