「大内宿」 と「さざえ堂(円通三匝堂)」に行ってきた。

福島県南会津郡下郷町「大内宿」 WEB 地図
福島県会津若松市「さざえ堂」 WEB Wikipedia 地図

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福島県南会津郡下郷町「大内宿」。

会津城と下野国を結ぶ街道に置かれた宿場町。

成立は1640年ころ(江戸時代・将軍3代家光)。

宿場町のはずれの高台から見下ろせば、
当時とほぼ変わらないような景色が広がる。

大内宿を俯瞰
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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全国に宿場町は数あれど、
ここのすごいところは、
建物の殆どが、
昔と変わらぬ茅葺き屋根であるところ。

大内宿の町並み
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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昭和40年代、
茅葺きを止めてトタン屋根に葺き替えよう、
という流れに傾き始めたこの村を、
調査のため訪れた、とある美術大学生が
この景観の素晴らしさと、保存の重要性を訴えたのが
大内宿の現在を運命づける決定的な出来事となった。

大内宿 浅沼食堂
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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そして現在、この宿場町は
年間数十万人が訪れる人気の観光地に。

大内宿の土産物屋店頭
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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かつて半農半宿だった民家は
観光客のための店舗に改装し
店先にはこんな美味しそうな光景が広がるようになっている。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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でも、観光一辺倒で終わらないのが、
ここの素晴らしいところ。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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この景観を守り後世に伝えていくため、住民憲章を制定。
「売らない・貸さない・壊さない」
の三原則のもと、茅葺き技術の継承を
世代を超えて続けている。

現に、今も
定期的に茅葺屋根の葺き替え工事が
眼の前で行われている。

大内宿、茅葺屋根の葺き替え工事
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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歴史的なものを残していくのは
金も労力も
想像以上にかかるのだ。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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この宿場町に暮らす人々の努力で
いまも江戸時代と変わらぬ景色を
楽しむことができる。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM



高台からの景色。
カメラアングルを少し変えると、
彼方の山の峰に
送電線の鉄塔がそびえる。


江戸時代と現代が同居する
不思議な空間なんだなあ。

大内宿を俯瞰
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM




大内宿に通じる街道脇に
見事な巨木を見つけた。

「八幡のケヤキ」。

八幡のケヤキ
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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樹齢はなんと950年。
平安時代後期からここに生えている。

このケヤキが地面から顔を出した時、
あの平等院鳳凰堂はまだ新築ピカピカ状態だった。

八幡のケヤキ見上げ
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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巨木は、

たった数十年でこの世を去っていく我々とは
全く違う感覚で、
この世界を見ているに違いないのだろうなあ。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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所変わって、
福島県会津若松市、飯盛山。
白虎隊十九士の墓所に続く参道。

飯盛山参道入口
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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階段は地獄、エスカレーターは極楽という
分かりやすい図式。

エスカレーター(有料)のアナウンスでも
「階段で行くのはホントーに大変です」
と繰り返されるので笑ってしまう。

そんな大げさな、と思いつつ
階段で登ったら
絵に描いてあるとおりであった。

動く歩道の看板
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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さざえ堂(円通三匝堂=えんつうさんそんどう)。
国指定重要文化財。

さざえ堂(円通三匝堂=えんつうさんそんどう)
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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木造の仏教建築だが、
普通の建物とは違い、
階層構造になっていない。

「さざえ」の名のとおり、
中は螺旋構造になっている。

なので外観もかなり不思議だ。

さざえ堂(円通三匝堂)見上げ
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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拝観料を納めると
誰でもこの螺旋を
体験することができる。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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入口。

廃仏毀釈の前は、
正宗寺の仏堂で、
内部には仏像が安置されていたとか。

さざえ堂(円通三匝堂)入口
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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上りの螺旋。
木造のスロープを登っていくのは
とても新鮮な感覚だ。

さざえ堂(円通三匝堂)内部上り階段
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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最上部。

さざえ堂(円通三匝堂)最上部見上げ
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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下りの螺旋に移行。

二重螺旋になっていて、
上りとは全くの別ルート。

分かってるけど、これがなんとも不思議なのだ。

さざえ堂(円通三匝堂)内部下り階段
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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心柱の向こうに
上りの螺旋が見える。

うーん、やはり二重螺旋なのである。

さざえ堂(円通三匝堂)心柱
EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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そして出口へ。

二重螺旋というと
我々の遺伝子の構造をイメージして
内部宇宙を旅しているような気分になる。

なんだかSFな気分になってしまって、
3回も上り下りしてしまった。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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日本には
へんてこな建物が
まだまだあるんだなぁ。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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そんな旅なのだった。

EOS5D Mark IV + EF35mm F1.4L USM

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それにしても、
旅行から帰った瞬間に
また旅したくなるのは何故なのだ。

ああ、どっか行きたい。





 

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