長野県安曇野市三郷 室山池 地図
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光と影が
交互に訪れる水面に
咲いている。

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あとがき
この時期になるとなんとなくスイレンのことが気になって、今年も室山池にフラフラと行ってしまいました。
私にとってスイレンは、ハスとはまた違った引力のある花です。
この室山池のスイレン、1984年(昭和59年)に10株ほど植えられたものが自力で成長し、今では池の南端が全てスイレンに覆い尽くされている状況です。
スイレンの生育に人間が積極的に関与していないせいなのか、植えられているスイレンの種類(白花、ピンク花、黄花、赤紫花)の趨勢が、年によって変わります。
昨年、黄花がかなり劣勢で数輪しか咲いていなかった記憶がありますが、今年はかなり復活していました。
そのかわり、去年優勢だったピンク花がすこし寂しい感じがします。
スイレンは浅い池で育つと、水面に花茎が飛び出てその先に花をつけるので、「水面に咲く花」という風情がなくなってしまうのですが、この室山池は適度な水深があって殆どの花が水面で開くのがとても良いです。
また、この室山池は池の周りが木々に覆われていて、時間帯によって水面に木漏れ日が落ちるようになります。
この小さな木漏れ日に照らされた花を適正露出にして撮影すると、周りの景色が暗く沈んで、スイレンがスポットライトを浴びているように写ります。
小さい池で、水もそんなに綺麗ではないのですが、撮り方次第ではいくらでも美しく写る場所です。
この日、撮影に夢中になっていてPLフィルタを逆回転させていることに気付かず(薄いフィルタなので、回転枠と基部が一緒に回っているのにも気付かなかった)、カメラを下に向けた瞬間、フィルタを池に落としました。
奮発して買った1段明るいタイプのPL(77mm)だったので、ポチャンという音を聞いた瞬間「あ、終わった・・・」と絶望しましたが、なんとフィルタはスイレンの葉っぱの上で救助を待っていました。
生まれて初めて、スイレンの葉っぱに心から感謝しました。
PLは撮影中に、緩む方向に回しちゃ絶対ダメ。
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