パソコン新調地獄2023

自宅にて

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7年前に組んだ自作パソコン
増設に次ぐ増設によって
「ハウルの動く城」の如く
混沌たる様相を呈している。

iPhone SE

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処理が重いだけでなく、
不穏な挙動もかなり増えてきた。
これはもう、世代交代の潮時。

新しいパソコンを組むことにした。

7年前も新造PCがなかなか起動せず、
頭に血が上ったのだが、
今回はそれに輪をかけて
地獄の日々を味わった(後述)。

そして、紆余曲折を経て
先代パソコンは
なんとか退役を迎えたのだった。

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恒例の、退役部品の記念撮影を実施。

取り外したマザーボード。
ホコリを払うと、案外きれいな外観。

EOS5D Mark IV + SIGMA 24-70 F2.8 DG OS HSM

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当時は最新鋭だったマザーボード。
ASRock Z170 Extreme4

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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心臓部であるCPU。
intel core i7 6700K
これも、そこそこ良いCPUだった。
(今では全くの非力)

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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CPUのソケット。
規格はLGA1156。
CPUの接点に対応するピンが
1156本生えている。

超精密的剣山。

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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CPUの裏面。
金色に光る1151個の接点。

この6年間の技術進歩によって
最新型のCPUでは
接点が1700個に増えている(LGA1700)。
一体、どこまで増えるのか。

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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先々代のCPU(core i7 860)との比較。
ぱっと見、あまり変わらない。
でも処理能力はざっと3倍になっている。
(今回組んだPCのものは先々代の約16倍)。

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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処理能力向上の要は回路の集積化なのだが、
それほど変わらぬ面積に多くを詰め込むには、
とにかく回路を微細化するしかない。

リソグラフィ(いわゆる回路の細さ)は
先々代のCore i7 860が45ナノメートル。
先代のCore i7 6700Kが14ナノメートル。
今回組んだCore i7 13700Kでは10ナノメートル。

10ナノメートルというと、
髪の毛の太さの1万分の1。
この中に、超絶極細回路が張り巡らされている。

とんでもない極小世界のお話。

EOS5D Mark IV + EF100mm F2.8L Macro IS USM

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組み上がったパソコン。
最近は色々と光るのである。

光るので、
ケースはガラス張りが主流だったりする。

中身丸見えなので
とりあえずちょっとキレイめに配線した。

EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

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天空で輝く三連の水冷ファン。

CPUの発熱が凄すぎて
空冷では到底太刀打ちできない。

EOS5D Mark IV + EF16-35mm F2.8L II USM

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新造パソコン始動。
7年以上は頑張ってくれますように。

Windows11のスクリーンショット

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地獄日記と事の顛末

 7年前に組んだパソコンがかなり苦しくなってきた。

 当時としては、そこそこ良いパーツを使って組んだものの、最近の画像処理における技術革新(特にAI系)に能力が追いつかなくなっている。
 処理が重い、というだけではなくて、写真保存用のハードディスクが突然アンマウントされたり、写真現像の最中にプログラムが落ちたりするようになってきた。
 ケースの電源ボタンの接触が悪くなってしまって、ボタンをツボ押しの如くグリグリしないと電源すら入らない。
 頑張れば使えないこともないが、時間の浪費とストレスが半端ではない。

 そもそも、パソコンを構成するパーツのいくつかは先代のパソコンからの流用で、物によっては連続稼働10年を超えている部品もある。
 パソコンを構成する部品の健康寿命は5年程度と言われている。
 つまり、7年~10余年の部品で構成された私のパソコンは、常に頓死する危険と隣り合わせなのだ。
 パソコン(もしくは記憶装置)が頓死すれば、貴重なデータを一瞬で失う。
 今まで考えないようにしてきたが、いろいろ冷静に考えれば考えるほど、かなりヤバい状況であることが分かり、にわかに焦ってきたのだった。

 新たに組むべきパソコンのパーツ選定にさほど時間はかからなかった。
 今回は流用部品を使用せず、全て新品で組む。
 ネット通販を駆使して、3日もしないうちにすべての部品が揃った。
 そこから、地獄が始まった。

 もう4台目のパソコン組み立てなので、やるべきことはだいたい分かっている。
 マザーボードにCPUを載せ、水冷キットを接続し、メモリを挿し、各種電源ケーブルを接続。
 これで電源が入るはず。

 パワーON。
 ・・・動かない。

 CPUファンは立ち上がるが、その先に行かない。
 見ると、マザーボードに設置されているエラーチェック用のインジケーターが赤く点灯している。
 点灯しているのは「DRAM」のランプ。
 メモリモジュールに問題がありますよ、との意味だ。

 このランプ、問題があることは教えてくれるが、その問題の中身までは説明してくれない。「あとは自分で考えろ」と言っている。

 基本的な過ちから複雑な問題まで想定して、色々試してみる。
 メモリモジュールがちゃんと挿さっていないのではないか → 挿さっている。
 メモリモジュールがマザーボードに対応していないのではないか → 対応している。
 メモリモジュールの初期不良なのではないか → 1本ずつスロットを変えて試しても改善しないのでたぶん初期不良ではない。

 ついに手詰まりとなった。
 もう、検証のしようがない。
 何度やってもDRAMの赤ランプは点ったままで先に進まない。
 7年前は、ケーブルの接触不良という単純な問題に翻弄されて起動できなかったが、それとて今回に比べれば可愛いトラブルだった。

 自作しようなんて思ってごめんなさい。
 もう自作なんてしません、BTOパソコンで我慢します。
 だから誰か助けて。

 冗談ではなくリアルな胃痛が来た。
 決死の覚悟で叩いた大枚をどうする。
 動かないパソコンを前に途方に暮れるという夢まで見てうなされる。

 そして3日が過ぎた。

 依然としてパソコンは動かないままだった。
 もう、PCショップに持ち込んで問題解決を依頼するしか道はない。
 自分で組むと宣言した以上、PCショップ持ち込みは事実上の白旗掲揚であり、屈辱以外の何物でもない。
 再び胃が痛くなる。

 その時、ふと気づいたことがあった。

 このマザーボード、単独でBIOS(マザーボード上の機器制御プログラム)の更新できるんだっけ。

 ダメ元と思い、現行パソコンで更新ファイルをダウンロードしてUSBメモリに入れ、マザーボードに挿すと、あっけなくBIOSの更新は終了した。

 まあどうせダメだろうが、と思いつつパワーオン。

 ・・・動いた。

 動いたーーーー!!!

 新品のマザーボード上の、古いBIOSが原因なんてわかんねーよコノヤロ。

 もうこんな思いをするのは嫌だ。もう自作パソコン組もうなんて言わないよ絶対。

 でも、また組むんだろうな。

 2023年に味わった、この苦々しい経験の記録として記す。

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