1月14日 もう寒いのはいいや

寒さが肝心である氷彫フェスティバルが中止になってしまったので、この時期恒例の「週間天気予報とにらめっこして最低気温の予測値に一喜一憂する」というイベントもすでに意味を成さない。
目的外の寒さというのは、ほんとうにただ寒いだけで嬉しくもなんともないのだなあ。
今年は新しいダウンジャケットを導入したし、12時間耐久撮影への備えも万全だったのだけれど、いよいよ役に立つ場面もない。
いっそのこと、すぐにでも春にならないかなぁなんて思ってしまったりするのだった。
1月13日 追い詰められてから仕方なくやる

去年は巣ごもりもあって、日々の楽しみが「飲む喰う」にシフトしており、さらに冬の初め辺りから年末年始にかけて節操なく飲み食いしていた。
予想はしていたことだったが、やはり太った。
太ってもとくに「ちょっと身体が重いな」くらいだったらいいのだが、ちょっとズボンのウエストとか太ももとか、ベルトの穴がヤバいことになってしまった。
こうやって感覚ではなく、客観的に体型のヤバさを明示されるともう逃げ場所がない。
というわけで、仕方なく久々のダイエットすることにした。
昔から追い詰められないとできないダメな性格である。
1月12日 寝落ち

いつも動物を撮るために分け入っている山の中が、今年はあまりにも雪深いので、やむなくスパッツを導入した。
今までなら躊躇していた膝丈くらいの雪でも、これがあれば気にせずガシガシと突入していける。
それが面白くて雪の中をうろうろしていたら猛烈に疲れてしまった。
「雪中行軍ダイエット」みたいなものがあればきっと痩せる。
1月11日 尊敬する人と危険だなと思う人

かつて年端もいかなかった頃はまだしも、この歳まで生きてくると、世の中のあれこれが若い時に感じていたほど単純ではなく、いくつもの要素が複雑に絡み合ってそう簡単に割り切れるものではないことが、体感として分かってしまう。
そういう中で、複雑なものについて「どうして複雑なのか、何が難しいのか」を分かりやすく解説してくれる人というのは尊敬する。
その上で、さらにその難しい事柄を分かりやすく教えてくれる人であれば、師として仰ぐに値する。
一方で、明らかに複雑で難しいものについて、「実は簡単なのです」という人がいる。
例えば、「○○するだけで、人生が変わる」とか「○○するだけで確実に儲かる」とか。
そうやって、物事をいともたやすく単純化して見せるのだけれど、その中身を深堀りしていくと、どれも裏付けのないガバガバの方法論やであることがほとんどだ。
実は、いまだに跳梁跋扈する特殊詐欺や悪徳商法、カルト教団のやり口はほとんどこれなのである。
複雑で難しい世の中は誰だって生きづらい。
それをあたかもシンプルであるように見せられると、その世界観についつい心惹かれてしまう。
だからみんな、詐欺や悪質商法、カルト教団の餌食になってしまうのだ。
現実の複雑な問題をひとつひとつ解決していくよりも、「儲からないのは投資額が足りないからです。もっと投資しましょう」とか「人生が上手くいかないのは信心が足りないからです。もっと修行しましょう」という言葉に従うほうが楽に思えてしまうから。
しかし、それとて所詮はガバガバの理論で組み立てられたハリボテなので、遅かれ早かれ馬脚を露して、皆騙されていたことに気づくことになる。
でも、その時にはもう手遅れなのだ。
失われた時間もお金も返ってこない。
そういうわけで、私は複雑であるはずのことを「簡単であるように見せかけ」る人を信用しない。
写真の世界にも、そういう論調で物事を語る人がいる。
「○○するだけで写真が上達する」「写真が上手くなるために必要なたった○つのテクニック」「これだけやれば写真のプロになれる」等々。
人の気を引くために煽ったタイトルにしているだけならお戯れだが、最近ではこの論調を使って人から金を取る者も出てきた。
ペテンか教祖の系譜に思えて仕方ない。
人の方法論や世界観に頼らなくても、自分の写真は撮れるし、向上していける。
それだけは、いつも心のどこかに留めておきたいものだ。
1月10日 多重人格

君がそんな人だとは思わなかった。
はるか昔、中学で担当の美術教師(女性)にそう言われた。
ひたむきにスポーツに打ち込む真面目な生徒、というイメージで私を見ていたらしいのだが、美術の授業中にかなりおどけた言動で周囲を笑わせていた私に呆れて、彼女はそう言ったのだった。
それに限らず、私はこれまで生きてきた様々な場面で、しょっちゅう人格が豹変するので「冗談も言わない超真面目な奴」から「ふざけてばかりのお笑い系」、もしくは「ひたむきに頑張る奴」から「まったくやる気のない怠惰な奴」まで、見る人によって私のイメージが全く異なる、という経験を何度もしている。
特に使い分けてるわけではないのだが、そうするほうが楽なので勝手にそうなってしまうのだ。
だからたまに、このブログを見ている人は、私のキャラクターをどんなイメージで思い描いているのだろうか、と考えることがある。
第三者の視点になってこのブログを俯瞰してみると、けっこう頑固で偏屈で融通の効かない、球わかば像になるんじゃなかろうか。
まあこれも、多重人格のごく一部なのだ。
でも、どれが本当の自分かはわからない。
多分、どれも本物だ。
1月9日 多忙につき

写真のみ。
1月8日 氷彫フェスティバル中止

恐れていたことがまた現実になる。
公式サイトで、氷彫フェスティバルの中止が正式に告知された。
忌々しい伝染病め。
恨み節が止まらない。
1月7日 過去の写真をリニューアルしてアップしました
今から12年前のお正月。
あの頃と境内は変わっていないけれど、その他はいろいろ変わったな、と思う。
東日本大震災も、新型コロナも、当時は想像すらできなかった。
今も変わらず写真が撮れているということは、実はとても幸せなことなのかもしれない。
大切に撮ろう。
1月6日 やめた

昨日の続きを鼻息荒く1400文字くらい書いたのだが、途中で馬鹿らしくなってやめた。
私がここで一生懸命吠えてみても、当人は相変わらず巧言令色鮮し仁なスタンスで写真ビジネスを続けるのだろうし、かといって出掛けていって殴る気もさらさらない。
人のやり方に異を唱えるより自分の写真哲学をしっかりさせたほうが、よほど自らの写真の糧になる、と考えを改めた。
とはいえ、私も毎日毎日、少なからず写真のことを真剣に考えているので、ああいう口先だけの論法で「写真が上手くなりたい」と思っている純粋な人達を煙に巻き金を取るという所業は、見るとどうしてもカチンときてしまうんだよなあ。
早くみんな気づけばいいのに。
1月5日 見なきゃいいのにまた見ちまった

以前ここでかなり辛辣に評した、某職業カメラマンのYouTubeチャンネルにまたもや「写真が最速で上手くなる唯一の方法」なんていう扇動的なタイトルの動画がアップされていて、見なけりゃいいのに、またもやついつい再生してしまった。
その結果、案の定アタマの中に異論反論が渦巻いて、午後いっぱいグツグツ煮える羽目になった。
薄っぺらいことしか言わないのは分かっているのに、我ながらなんで見てしまうのか。
ああそうだ、あれに似ている。
蚊に刺されて腫れているところに、爪でバッテンを付けるやつ。
やっても治療にならないどころか、細菌感染のリスクを上げて、おまけにやる前より痒くなる。
それは分かってはいるんだけど、でもなんか、やっちゃうんだよなぁ。
内圧が高まっちゃって仕方ないので、文句は明日書く(かもしれない)。
1月4日 新しい記事をアップしました
年末から通って撮りためた、いつものカモシカ達の近況。
トータル数百枚なんだけれども、大半をバッサリとボツにして、一気にアップ。
細切れにすれば投稿回数は稼げるんだけれど、資料的価値は圧倒的に落ちるので、一気出しを決めた。
目先の数字でなく、数年先にも価値を有する記事を残したい。
1月3日 正月休みがもう終わる

ちょっと待ってくれ。
まだ足りない。
雪と寒さは足りてる。
もう降らなくていい。
1月2日 初夢

初夢の「元日から2日朝にかけて見る夢という」定義に従うならば、今年の初夢は非常に良くなかった。
故あって、朝方デスクチェアにもたれてうつらうつらしてしまった。
そんな変な格好で寝ていたせいか、夢見が良くなかったのだ。
二車線道路が一車線に変わる合流地点。
私は右にウィンカーを出して合流しようとしていた。
行ける、と思って右にハンドルを切ったその時、サイドミラーに後方から速度を上げて間合いを詰めてくる銀色のハッチバックが映る。
やばいと思い咄嗟に左に切り返したが、間に合わない。
後方から「バン!」という衝突音。うわ、ぶつかった。
わざと車間詰めやがってこのやろう、と頭に血が上りつつ左を見ると、ぶつかった車は止まるどころか猛然と速度を上げて遠ざかり始める。
うわ、当て逃げだ、まてまて!
相手の車を必死に追いかける。
そうだ、ナンバーを読もう。「名古屋」まで読める、でも他が分からない!なぜだ、大きい数字が読めないのだ!
さらに速度を上げる相手車。
そして、見えなくなった。
車を止めてボディーを確認する。
運転席側後部座席のドアに、デカい凹みがついている。
ああ、やられた。
そこからの諸手続きや出費を思って、地獄のような気分になる。
そこで目が覚めた。
椅子からずり落ちそうな格好だった。
とりあえず夢か、良かった。
でも、なんて酷い初夢だろう。
今年は名古屋ナンバーに気をつけよう。
1月1日 謹賀新年2021
「ハミダシ写真と文」バックナンバー
- ハミダシ写真と文 2021年1月
- ハミダシ写真と文 2020年12月
- ハミダシ写真と文 2020年11月
- ハミダシ写真と文 2020年10月
- ハミダシ写真と文 2020年9月
- ハミダシ写真と文 2020年8月
- ハミダシ写真と文 2020年7月
- ハミダシ写真と文 2020年6月
- ハミダシ写真と文 2020年5月
- ハミダシ写真と文 2020年4月
- ハミダシ写真と文 2020年3月
- ハミダシ写真と文 2020年2月
- ハミダシ写真と文 2020年1月
- ハミダシ写真と文 2019年12月
- ハミダシ写真と文 2019年11月
- ハミダシ写真と文 2019年10月
- ハミダシ写真と文 2019年9月
- ハミダシ写真と文 2019年8月