長野県大町市 平
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秋。
彼らにとって、
最も満ち足りた季節。
落ち葉を踏みつつ
一生懸命
何かを探している。

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お目当ては、栗。

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彼らもきっと
楽しみにしていただろう
秋の味覚。

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「うまい!」とでも
言いたげな顔。

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とにかく夢中で食べる。

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こちらは
イチイの木の梢。

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ほのかに甘い
小さな赤い実を
次々と口へと運ぶ。

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若いサルも
大人を見習って
実を食べる。

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イチイの実は
外側の赤い部分は甘くて美味しいが、
種にはタキシンという、
かなり強い毒(致死性の心臓毒)がある。
サル達はそれを知っているのか、
赤い部分だけ食べて、
種はちゃんと吐き出しているのだ。
どこで習ったのか知らないが、
感心する。

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まだ紅葉には少し早い
緑の中を行くサル。

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食べ物も多いし、
寒くもない。
彼らにとっても、
心安らぐ季節だろう。

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子ザル達。

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好奇心も強いが
警戒心も強い。
人間を不安そうな顔で
見つめ返す。

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じゃれ合いの時間。

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母親を見るまなざし。

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木漏れ日の中、
ゆっくりと毛づくろい。
穏やかな時間が流れる。

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ノミ取りに集中すると
職人の顔つきになる。

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ノミ取り職人。

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取ってもらう方は
暇なので
たまにキョロキョロしている。

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子供同士のノミ取り。

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こちらも一点集中。
ゾーンに入っているのか。

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ぬ。

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ん~。

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未来のノミ取り職人の
片鱗を見る。

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母と子。

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外界に興味津々の子ザル。

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母の傍らで
いろいろなことを
学んでいく。

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それでもまだ、
母の背中が恋しい年頃。

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来るべき冬に向けて
冬毛に衣替えした彼ら。

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厚手のコートは
まだ汚れもなく美しい。

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冬の寒さから身を護る
唯一の手段。
大切に毛づくろいするのも頷ける。

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秋の陽に
細い毛の一本一本が
輝いている。

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あともう少しで
冬がやってくる。

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迫りくる厳しい季節を前に
彼らは
つかの間の秋を
楽しんでいる。

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撮影後記
久しぶりにホームグラウンドのサルに会えました。
こちらがカメラを構えて迫っていくと、彼らはとても迷惑そうな顔をして立ち去ろうとするんですが、そこをしつこく粘ります。すると彼らは警戒するのに次第に飽きてきて、通常営業に戻るその時がシャッターチャンスです。
この群れは昔から撮り慣れているので、そういうタイミングもかなり合わせやすくて助かります。
この日は光の具合がとても良く、サルの毛の質感がかなり出せました。
写真を撮り始めるまでは、ニホンザルって薄汚いイメージがあったんですが、薄汚い時もある代わりに、とても美しい時もあるんだということに気づきました。
被写体として常に変化があって、面白いです。
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