平田浩一・藤原康二・加瀬秀雄 氷彫刻 ”虎”~”琉金”【2】

【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】

.

うかつにも軽装で来てしまったことを猛省しつつ
駐車場へ取って返し、
使い捨てカイロを背中と腹に貼り付け会場へ急ぎ戻ると、
平田さんの彫刻作業が始まっていた。

17:02

.

.

大胆なチェーンソーさばきで
瞬く間に不要な部分が削ぎ落とされていく。

平田さんが鬼神のごとくチェーンソーを振り回すさまは圧巻だが、
よく見ると相当細かい部分まで削っているのでなお驚く。

17:02

.

.

チェーンソーでの切削を終えると、
大型の平ノミに持ち替えて更に削っていく。

17:03

.

.

さらに小さい平ノミに持ち替える。

17:04

.

.

加瀬さんによる「虎」の文字の下描きが完了。

17:05

.

.

下描きされた「虎」の文字の輪郭を
平田さんがドリルでなぞる。

17:08

.

.

17:08

.

.

平田さんがドリルでなぞった溝を基準に
加瀬さんが文字部分を彫り込んでいく。

17:13

.

.

加瀬さんは当初の「見守り役」から
完全に制作要員へと任務変更。

加瀬さんは熟練の経験を活かし
手早く作業を進める。

17:13

.

.

一方そのころ藤原さんは
チェーンソーで
氷に細かい切れ目を絶え間なく作っている。

これは氷を彫っているのではなく、その目的は
藤原さんの足元に置かれた発泡スチロール箱の中身にある。

氷の切削粉、通称「雪」。
これに水を含ませて、凹凸を埋める「氷のパテ」にするのだ。

17:15

.

.

平田さんが氷の塊に
ノミを一閃させるたび、
氷が姿を変えていく。

17:16

.

.

17:16

.

.

17:16

.

.

黄昏時。
松本城に続く街路樹に明かりがともる。

17:20

.

.

平田さんはノミでの切削、
加瀬さんは「虎」の文字の彫り込みを続ける。

17:21

.

.

加瀬さんが彫った「虎」の文字部分に
藤原さんが、「雪」を詰め込む。

17:26

.

.

彫刻作業中の平田さんは、
柔和で気さくな普段の平田さんとは別人だ。

17:31

.

.

「虎」文字に雪を充填していく
藤原さんと加瀬さん。

17:31

.

.

白抜きの
「虎」文字が現れた。

17:47

.

.

ここでカメラのバッテリー残量が不安になってきた。
恥ずかしながら、
全くの見込み違いによって
予備バッテリーも持っていない。
作業状況を見ても、
まもなく完成という気配はない。

作品完成の状況を撮るためには、
今のうちに
バッテリーを充電しなくてはならない。

またもや猛省しつつ車へと戻る。

30分後、会場に戻ると
公園内はすっかり夜になっていた。

18:26

.

.

作業は着実に進捗している。
だが、まだ完成には遠い。

18:27

.

.

平田さんの彫っていた氷は
どこから見ても虎の形になってきた。

18:29

.

.

虎の背中に
ドリルで模様部分を彫り込む。

18:41

.

.

藤原さんは、「虎」文字の周りを
岩のような形に彫っていく。

18:43

.

気温はマイナス4℃に達しようとしている。
圧倒的に防寒対策が足りておらず、
手足の指先がチリチリと痛みだす。

制作開始からすでに3時間が経過。
まさかこれほど手間をかけるとは。

こんなに力を入れて大丈夫なのだろうか。
明日は「チャンピオンシップ」当日だというのに。

.

.

【3】に続く

【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です