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2022年1月22日、
「チャンピオンシップ」当日。
松本城公園。
16時55分。
気温は 1℃。

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制作開始は17:00からのはずだが、
すでに会場は慌ただしい雰囲気に包まれている。
聞けば、氷の配布が予定より早く完了したので
30分早く16時半にスタートが前倒しになったそうだ。
16:30から翌5:00までの、
12時間30分にわたる氷彫制作。
平田さん藤原さんも
すでに作業に入っている。

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平田さんがカットした氷の板をノミで彫刻。
通常であれば、開始直後は
ひたすら氷を切って積んでいく時間帯だ。
この時点で平田さんが彫刻作業しているのは
初めて見た。

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ここで、
ちょっとしたトラブルが発生。
積み上げ作業中の氷柱が
一部欠けてしまった。

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氷の性質は
周囲の気温に大きく影響される。
暖かければ柔らかく粘りのある氷に、
寒ければ締まって硬い氷となるが、
反面、衝撃に対しては脆くなる。
今日は例年に比べてかなり気温が低い。
こんな日は、わずかな衝撃や微小な亀裂に起因して
氷が大きく割れてしまう危険性が高まる。
ただ、こんな時にも
即座に補修できるのが氷の特長だ。
平田さんが割れた面をチェーンソーで整える。

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そこに別の氷を接着。
寒いので、あっという間に
氷同士がくっつく。

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余分な箇所を
チェーンソーでカット。
今回は事なきを得た。

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ただ、補修に費やす時間と予備の氷には
限りがあるのは言うまでもない。
平田さんは
小さな氷の彫刻作業を続行。

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彫刻していた氷に
温めたアルミ板を押し当てる。
接着面を平滑にするための下処理である。

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そこに、同じ大きさの氷を重ねて接着。

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観客エリアから作業を見守る加瀬さん。
撮影している私に
経験者ならではの実況解説をしてくれながらも、
制作する二人が助けを必要としていないかどうか、
常に目を光らせている。

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接着した氷をさらに彫刻。

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どこか、いつもの彫刻と違う。

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藤原さんは
氷を設計図どおりの寸法に
切り分ける作業を続ける。

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断続的に積み上げも行われる。
100キロを超える氷。
すかさず加瀬さんがサポートに入る。

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会場に飾られた氷のオブジェ。
制作現場からわずか15メートル先の
のどかな世界。

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ここで、平田さんにピンマイクが着けられる。
テレビの取材が入るようだ。

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制作冒頭から平田さんが彫っていたものの
全貌が露わになる。
金魚。
それも氷に閉じ込められた「透かし彫り」だ。

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リポーターが登場。
番組は、長野放送の情報バラエティ
「土曜はこれダネッ!」の生中継。

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会場の様子を伝える小林リポーターの後ろで
淡々と作業を進める平田さん。

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インタビュー直前だが、
積み上げた氷への筋彫りに着手した。

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平田さんが手を止めないのには理由があった。
その理由は、
この後まざまざと見せつけられることになる。

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インタビュー開始。
マイクを向けられた途端に、
制作モードから社交モードへと瞬時に切り替わる。
これまでに幾多のテレビ出演をこなしてきた平田さん、
その辺もやはり手慣れている。

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インタビューは和やかに終了。
平田さんは急いで作業に戻る。

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制作開始から2時間経過。
まだまだ序盤戦だ。
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