長野県大町市 平
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山麓に暮らすニホンザルたちの秋も
深まっている。
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見慣れた景色から
日ごとに色が失われていく。

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今年生まれたばかりの子どもたちは
冬を迎える憂いをまだ知らない。

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電線のジャングルジムの上を
無邪気に走り回る。

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一頭のサルが
草地に座り込んでいる。

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足元に生える雑草を
掴み取っては

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口に運ぶ。

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彼らは
恐ろしく質素な食べ物で
命を繋いでいる。
これから冬になれば、
それはさらに過酷となる。
年配のオスザルが
座って遠くをみている。

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何を考えているのか、
何も考えていないのか、

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言葉なき彼らの心の内は
わからないけれど、

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来るべき冬にむけ
思いにふけっているように
見えてならない。

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このあと、
山麓に雪が降った。

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彼らはいまごろ
どうしているだろうか。
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