平田浩一 中寺吉宣 氷彫刻 ”ファミリー”【7】

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中寺さんは
最初の組み上げが終わってからずっと、
氷の型抜き作業を黙々と続け、
いくつもの氷の部品を切り出していた。

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21時15分ころ

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21時30分ころ

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22時ころ

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22時30分ころ

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23時30分、
中寺さんが型抜きして保管してあった
いくつもの氷が運び出される。

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中寺さんが型抜きした氷を
平田さんが彫刻し始める。

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部品の点数が多く、
ビール箱の作業台だけでは手狭になり、
平田さんは作品本体の土台も作業台として使っている。

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23時55分。

なにかの部品が彫り上がった。
上にはドライアイスが置かれている。

気温はすでに氷点下なので、
本来であればドライアイスによる氷の「養生」は不要だ。
ではなぜドライアイスが置かれているのか。
その理由は後に明らかになる。

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休む間もなく
次なる部品の彫刻に入る。

23時59分

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なんと、
裏側も彫刻するようだ。

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0時28分。

表裏を彫刻したタツノオトシゴ(小)が完成。
30分の早業だった。

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ところが、
平田さんはもう1個、同じ型抜き氷を持ってくる。

タツノオトシゴ(小)をもう一体作るらしい。

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再び、同じ作業が繰り返される。

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0時41分、
やはり裏返しにする。

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結局、平田さんは20分あまりで
同じ型のタツノオトシゴ(小)を彫り上げた。
最初の1体よりも、明らかにペースアップしている。

言葉にすれば簡単だが、
実は凄まじいことをやっている。

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さらに、平田さんの手は止まらない。
0時54分、
次なる氷の彫刻に着手。

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最初に彫って、ドライアイスで養生したのと似た形だ。

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こんな小さな氷の切削にも
チェーンソーが使われることがある。

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彫り上げられた
タツノオトシゴ(小)2体。

海洋生物と思われる部品はさらに増えていく。

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1時前。
制作開始から8時間が経過。

放射冷却によって空気は冷え続け
辺りに霜が降りてきている。

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各チームとも
いよいよ最終形に近づいている。

 

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【8】に続く

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