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長野県松本市 国宝松本城氷彫フェスティバル2023 チャンピオンシップ
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1月28日
本戦当日。
16時25分。
松本城公園。.

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17時からの競技開始に向け、
準備を進める平田チーム。

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長机の上に並べられた平田さんの氷彫刻道具。
ノミだけでこれだけの種類を使う。
この他にも大型ののこぎりや、
チェーンソーやドリルなどの電動工具も使う。

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平田さんが多数所有するノミの中で、
最も使いやすく切れ味が鋭い、
平田さん曰く「一軍」のノミ。
近づいてみると、
相当に番手の細かい仕上げ砥で
鏡のように研ぎこまれている。

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観客もぞくぞくと集まり出す。
氷の配布が早めに終了し
前倒しで競技が開始される。
長くて短い夜の始まりだ。

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17時。
夕暮れ。

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今回平田さんとタッグを組むのは
楞谷(かどたに)貴志 さん。
富山県魚津市の「ホテルグランミラージュ」で
料理長を務める。

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楞谷さんの氷彫刻歴は20年近く、
ここ松本を始め、旭川や明治神宮の大会にも何度も出場、
入賞の経験を持つベテランだ。

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序盤に避けて通れないのが、
この積み上げ作業。
丸1本で135キロの氷を
設計図どおりに切り分けて、
正確に積み上げていく。

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水平、垂直を確認しながら積まないと
最終的な氷像の出来に大きく関わる。
見た目は地味だが、
相当に神経を使う作業なのだ。
そしてなにより、体力を使う。
複雑に積まれた氷。
当初、想定した安定を出せず、
倒れてしまう局面がありヒヤリとしたが、
無事に切り抜けた。

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今年も人の壁ができる。

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彫刻作業を前に、
二人で設計図を確認する。

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観客席で見守るのは、
おなじみ加瀬秀雄さん。
料理人(現代の名工)であり、
氷彫刻の大ベテラン。
これまでも平田さんと
何度もタッグを組んでいる。
平田さんのいるところに加瀬さんあり。
平田さんの良き理解者であり、
最強の助っ人でもある。

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いよいよこれから
本格的に彫っていくという直前に
地元放送局の取材が入る。

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その傍らで
楞谷さんは黙々と作業を進めている。

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大きな氷を採寸し切断。

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電動工具からノミへと持ち替えながら
求められた形を彫り出していく。

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19時近く。
平田さんがフォークリフトをオーダー。
序盤で高く積んでいくのは
平田さんの作り方としては珍しい。

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もう人の背丈は優に超えている。

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さらに積み上げる。

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楞谷さんは型紙を氷に貼付中。

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あらかじめ作っておいた型紙に沿って彫れば、
設計図から手書きで写すよりも
圧倒的に手早く作業を進めることができる。

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いよいよ氷彫刻らしくなってきた。
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