静岡県浜松市 航空自衛隊浜松基地 「エア・フェスタ浜松」2015 予行(11/7)
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2015年11月7日。
航空自衛隊浜松基地
浜松広報館エアーパーク西側。
1週間前からの予報のとおり
天気は下り坂。
雨に向かって雲が厚みを増している。
翌日に開催される航空祭「エア・フェスタ浜松」の
予行を兼ねた「エア・フェスタ浜松2015 前日見学会」。
フライトに向け待機する
ブルーインパルス各機。
会場の外からの撮影は
今回が初めてだ。
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14:26
ラインナップ。

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離陸前のスモークチェック。

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14:29
エアボーン。

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3番機の後席が
ハンドサインを出すのが見える。

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ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン開始。

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5番機による
ローアングルテイクオフ&ハーフキューバンエイト、
6番機による
ロールオンテイクオフ。

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チェンジオーバーターン

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ブレイクの瞬間は
何度見ても
息を呑む。

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青空が似合うブルーインパルスだが、
一面の曇り空に
モノクロームで描かれる航跡も
いぶし銀の美しさがある。

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光と影を
縫い合わせるように飛ぶ。

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スタークロス前段

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スタークロス後段

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ブルーインパルスの曳くスモークの発生装置。
エンジンノズルから排出される高温のガスの中に
スピンドルオイル(低粘度潤滑油)を流すことによって
オイルが瞬時に気化して白煙となる。
スモークのON/OFFは、
パイロットが操縦桿のトリガースイッチを操作することで行っている。

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ローリング・コンバットピッチ

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着陸後、
会場側に直帰せず、
我々の前の誘導路にやって来てくれた。
嬉しいサプライズだ。

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1番機。

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4番機
川村一尉
TACネーム”RUM”

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6番機
山﨑一尉
TACネーム”BLADE”

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素晴らしい演技を
ありがとう!

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撮影機材
EOS5D Mark III
EOS7D
EF500mm F4 L IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
EF16-35mm F2.8L II USM
撮影後記
今シーズンほど航空祭に縁遠かった年はない。
9月。
例年訪れている小松基地航空祭。
今年も意気込んで出掛けた。
ただ、いつもより現地に到着するのが少し遅い。
車の数が尋常ではない。
毎年順調に行きすぎて、油断があったのかもしれない。
三連休の中日を甘く見ていたのだと思う。
基地正門に至る交差点を通過し、駐車場に向かう途中、かつて経験したことのないほどの大渋滞が始まった。
駐車場まではまだ数キロ。
渋滞に巻き込まれてからの30分で、車は10メートルも進まない。
それは超音速の飛行機とは真逆の世界だった。
車の窓を開けると、基地の方から場内放送の軽快な音楽が風に乗って流れてくる。
ゲートが開かれ、長い人の列がゆっくりと動き始めた。
航空祭の開始まで、もう間もない。
だが、依然として車列は動かない。
私の何台か後ろで、交通整理のために呼ばれたであろうパトカーでさえもが微動だにできず、赤灯をむなしく回転させている。
身動きがとれない中、時間だけがいたずらに経過していく。
その頃、基地からJFSの唸りが聞こえ始めた。
オープニングフライトのF15がエンジンを始動したに違いなかった。
すでに、オープニングフライトはおろか、午前のプログラムを会場で見ることすら
絶望的になりつつあった。
ここで車を放り出して基地正門まで走れば5分もかからない。
だが、それは叶わない。
飛行機を愛するがあまり、あとわずかで手が届きそうなこの距離が果てしなく遠く、辛い。
あまつさえ撮影も満足にできない車の中で、航空祭が始まってしまうのは処刑されるに等しい。
エンジン始動音の多重奏を遠くに聞きながら、何か月もの間、この航空祭を心待ちにし続けた日々のことを思った。
思いを巡らすうちに、突如として情熱の糸がプツリと切れるのが分かった。
見ることができないのなら、いっそのこと忘れてしまいたい。
もう帰ろう。
やにわにハンドルを右に切って、嘘のようにガラ空きの反対車線を進む。
車が小松の市街地に差しかかった頃、頭上をF15のオープニング編隊が
腹に響く轟音を残して何組も通過していった。
本当なら、基地のエプロンから仰ぎ見るはずの編隊だった。
30分後、車は隣町、能美市の高台にいた。
せっかく遠路はるばる北陸まで来て、ただ帰るのも悲しすぎる。
だから、能美市にある陶芸村にちょっと寄って、九谷焼のいい器でも探そう、と思ったのだ。
基地からはだいぶ離れているので、頭上を戦闘機が飛び回って悔恨の念に苛まれるということもないだろう。
ようやく冷静さを取り戻しつつ、九谷焼の店が立ち並ぶ通りを歩く。
「ドオオオオオオオーン」
航空祭の痛手からなんとか精神的に立ち直ろうとしていたその時、地響きのような重低音が突然辺りの空気を震わせた。
観光客が「なんの音だ!」と驚いて周囲を見回している。
音のする方向に目を凝らすと、遠く豆粒のように小さなF15がフルパワーでハイレートクライムしていくのが見えた。
小松基地から優に10キロは離れているであろうこの高台にも、F15の轟音は荒波のように次々と押し寄せてくるのだ。
建物の中へさえ、音は追いかけてくる。
背中にあの轟音を叩きつけられるたび、器を漁る手は止まり、頭の中が真っ白になった。
そんな後悔と口惜しさを嫌というほど味わった9月21日。
このトラウマを抱えたまま、今シーズンを終わらせるわけにはいかない。
スケジュール的になんとか行けそうなのは、浜松基地航空祭しかない。
これを逃せば、もうチャンスはない。
しかし、なぜか運は向いてこない。
当日の天気予報は高確率で、雨。
このままでは悪夢が現実になってしまう。
こうなれば前日に行くしかない。
予行を見るしかない。
基地の中には入れないが、それでもいい。
何としてでも飛行機が見たい。
そう思いつめて行った前日予行。
手探り状態で撮ってきた。
結果は・・・なんとか撮れました、という感じになってしまった。
縁遠い年というのはこういうものだ。
F15にもF2にも、今年は会えなかった。
だが、なんとかブルーインパルスには会えた。
それだけでも良しとしたい。
来年は必ずこの雪辱を果たしたいと思う。
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