石川県小松市 航空自衛隊小松基地 小松基地航空祭2022(9月19日)
【OPフライト・F-15機動飛行展示】【ブルーインパルス】【救難展示・飛行教導群飛行展示】
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2022年9月19日
午前5時30分。
石川県小松市。
朝焼け。
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新型コロナウイルスの流行で
3年ぶりの開催となる「小松基地航空祭」。
感染対策のため今回は、
事前抽選による入場者制限が行われる。
入場の抽選になんとか当選。
そして、
プラチナチケットである
駐車場も奇跡的に確保できた。
当初は雨の予報も、
なんとか持ちこたえている。
ここまでは本当に良かった。
・・・ここまでは。

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入場ゲートにて。
場内への「飲み物持ち込みは可能」だが
「食べ物の持ち込みは不可」
であることをこの時点で知る。
過去の航空祭では常に、
場内で撮影場所を確保してから
腹ごしらえして撮影、
というのが定番だったので、今回も
ここまでほとんど何も口にしていない。
ところが、荷物検査場で、
「バッグの中の食料は、
ゲートの横で今すぐ食べるか
すべて廃棄(所有権放棄)をお願いします」
とのアナウンス。
衆人環視の中で
悠長にモグモグやる気にもなれず、
泣く泣く食料を全廃棄する。
そして手元に残ったのは水のみ。
戦闘機で例えるなら、
離陸直後に満タンの外部燃料タンクを
投棄してしまった状態。
どうなるかは推して知るべしなのである。
そもそも私の不注意なので仕方ないのだが、
前途に暗雲が漂い始める。
しかし、こうなった以上は
撮るしかない。
Go gate now!
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8時前。
オープニングフライトに参加する機体が
タキシングを開始。
まず目を引いたのが
303飛行隊のスペシャルマーキング機。
機番は#32-8817

いきなり流麗な「龍」の筆文字。
渋い、渋すぎる!
「龍」の文字は和歌山県の書家
「金森江仙」氏によるものだそうだ。
スペマ機だけでなく、
空自の航空機全てに
それぞれの筆文字を入れてほしい。
格好良すぎて
そんな風に思ってしまうほど。
そして、スペマ機を操るのは
303飛行隊隊長、
「井上尚武」2等空佐(46)。
ちなみにこのスペマ機は
1983年1月登録の機体なので、
井上2佐が小学2年生のころ
空を飛び始めたことになる。
そう考えると凄い。
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エアインテークの側面には、
ペイントチームのクレジット。
ペイントマンのキャラクターが可愛い。
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外部燃料タンクの側面には
「FIGHTING DRAGON/WELCOME TO KOMATSU AIR BASE」の文字。

垂直尾翼には、303飛行隊の象徴「龍」。
これも「筆と墨」のコンセプトで描かれている。

派手さこそないが、
渋さが凄い。
「和」のテイストといい、
流れるようなデザインといい、
これまでのスペマ機の中でも
筆頭と言うべき完成度だと思う。

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スペマ機離陸。

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「龍」の筆文字は
左ノーズのみで、右側にはない。

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ハイレートクライム。

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上空をフライバイするスペマ機。

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続いて他のオープニングフライト機も
続々とタキシング。
306飛行隊#92-8911

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306飛行隊#02-8918

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303飛行隊#42-8834

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今回のプログラムでいつもと決定的に違うのは
オープニングフライト前の様子。
これまで、
離陸したオープニングフライト機は
東尋坊の上空あたりででホールディングして、
定刻に編隊で進入してきていた。
だが今年は、
オープニングフライト機は離陸した後、
会場上空を何度も周回しながら
フライバイを披露してくれる。
朝一番で
何度もF-15を拝める幸せ。
これは素晴らしい試み。
これからもぜひお願いします。

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午前9時。
オープニングフライト機が
ダイヤモンド編隊で会場進入。
強風が吹いていて
かなり翼が煽られている。
ポジションをキープするのが大変そう。

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FLは303スペマ機。

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オープニングフライトに続き、
機動飛行展示のF-15がタキシング開始。
306飛行隊、スペシャルマーキング機。
機番は#52-8951

このマーキングは、言わずもがな
今年35年ぶりの続編として公開され大ヒットした
「トップガン・マーヴェリック」
でマーヴェリックが登場する隊長機のそれ。
→【拡大画像】ノーズアート
ちゃんと「CAPT PETE MITCHELL”MARVERICK”」と入っている。
→【拡大画像】エアインテーク側面マーキング
ペイントチームのロゴもTOPGUN仕様に。

映画のF-18についていたNFWSのマークよりも
ゴールデンイーグルの方が青地に映えて
格好いい気がする。
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マーヴェリックばりの
ハイレートクライム。
ちなみに、ホーネットよりも
F-15の方が上昇性能は格段に優れている。

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303飛行隊からは
#82-8896
が機動飛行展示に参加。

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腹の底を揺さぶるアフターバーナーの轟音が
遠ざかっていく。

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それにしても
いつものように
撮影する力がなかなか出てこない。
朝から何も口にしていないことが原因なのは
明らかだった。
これも会場のルールなのだから仕方ない、
そう自分を納得させるしかない。
その時、なんの気無しに
ふと後ろを振り返る。
すると、一組の親子連れが
持っていたリュックサックの中から
パンやらおにぎりやらを取り出して、
公然とそれらを頬張っている。
こちらは入り口で没収されたというのに、
その親子連れは
所持品検査をかいくぐり、
人目もはばかることなく食事している。
基地関係者がそれを注意することもない。
それを見て、
身体から一気に力が抜けた。
怒る気力も湧いてこない。
こんなザルかつ不公平な感染対策に
一体どれほどの効果があるというのか。
ただひたすら
嫌な気分になる。
そして、空腹は募るばかり。
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