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古びた大臼。

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年季の入った地肌。

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およそ100年の歴史が刻まれています。

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今なお現役。

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今回、
大正時代から3代続くこの大臼で
餅つきを体験する機会に恵まれました。

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現代の物資に一切依存しない、
100年前と変わらぬ
餅つきです。

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まずは火起こしから。

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鉄の羽釜にお湯を沸かします。

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予想以上の強火力。
湯気がもうもうと吹き上がります。

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羽釜の上に
蒸籠を据えて、
さらに蒸し布巾を敷きます。

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一晩水に浸した餅米。
一粒一粒が乳白色に輝きます。

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湯気立ちのぼる蒸籠へ。

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蒸し布巾で丁寧に包んで・・・

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蓋を載せ・・・

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蒸しあがるのを待ちましょう。

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薪の焚き方にも、いろいろコツがあるわけでして・・・
ちょっとした配置や熾(オキ)の残し加減で
あっという間に火力が変化します。

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子供の頃は、よく焚き火をして遊びました。
友達と川原で焼肉したりとか、飯盒でご飯を炊いてみたりとか。
今の子供たちは焚き火なんてさせてもらえないんだろうなぁ、と
揺らめく炎を眺めつつ、少し寂しい気持ちになったりします。

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そうこうしている間に、
蓋の間から、勢いよく湯気が。

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餅米を蒸す
湯気の香ばしいこと。
深呼吸したくなるほどです。

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冬空に立ち上る湯気。

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蓋を上げて、蒸し具合を確認します。

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程よい柔らかさと透明感。
そろそろか・・・

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さあ、蒸しあがりました。
ここからは時間との戦いなのです!
「熱い」とか言ってる場合じゃあない。

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灼熱の餅米を
臼に投入。

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大臼に負けない、巨大な杵が登場。
杵頭は一般的な杵の倍はあります。
かなりの重量です。

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まず、杵で餅米をこねて
手早くひとまとめにしていきます。

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いよいよ「搗き」。
この杵、大人でも10回搗くと息が切れてきます。
唸り、気合いで踏ん張ります。

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餅をつく音が響きます。
「ぺったん、ぺったん」とか、牧歌的な音じゃないです。
バシバシバンバン!

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熟練の返し技。

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いつの間にか、
餅米の粒々は消え、
なめらかな白塊が。

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搗きあがり!

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ただちに切餅への加工に移ります。

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冷めて固くなってしまわないうちに
大急ぎで餅を板状に延ばします。
板餅が冷めた後切り分けると、
冬の食卓を彩る、切餅の完成ですが・・・
それは後日のお楽しみ。

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さて、かたや台所では、
慣れた手つきで・・・

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くだんの餅が次々と丸められ・・・

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出来ました!
あんころ餅。
これが味わえるのは
餅つきに参加した特権。
つきたて餅でしか味わえない食感を
存分に楽しみましょう。

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いよいよ、師走も終盤。
新年を迎える準備も
大詰めです。
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